とらドラ8話「だれのために」の感想です。大河と亜美がスポーツで勝負することになり、競技は水泳50m自由形に決定した。大河が勝利したら亜美のモノマネ映像鑑賞会を開き、亜美が勝ったら竜児は亜美の別荘で過ごし、夏休み大河はひとりぼっちで過ごすのが条件だった。
水泳の練習
クラスの全員が大河が泳げないことを知っていて、亜美が勝利すると確信していた。竜児は大河が泳げるように練習に付き合うことになった。水に顔もつけられないのに短期間で上達するのだろうか?
「あんたね!そもそもだれのために誤解を招きつつも頑張ってると思ってんのよ?」
大河が竜児のことを好きだと亜美に誤解されてしまっているようだが、これは本当誤解なのだろうか?大河は水に顔をつけれるようになりプールで練習しようと思ったら雨だった。北村も協力してくれることになり市民プールの入場券を渡した。
学校の自販機の隙間に座り込み亜美は竜児と話す。どうやらこの狭さが落ち着くようだ。亜美は本気で竜児を誘う気で勝利した後の別荘で過ごす計画も立てていた。
「かわいいじゃん!ヤキモチ大河。」
「は?どこがヤキモチだよ?あいつは単にお前が気に入らないだけだ。」
続いて実乃梨と会話し、大河の水着を特盛に見せかけたのは竜児であると見抜かれていた。大河は「竜児をいつも私を助けてくれる!」と言っていた。実乃梨ももちろん大河を応援していた。
市民プールにて練習を開始するが浮き輪を使用しバタ足だけ勝利できるかもしれない。小柄の大河だがキック力は尋常ではなかった。一瞬で端から端ま到着できるくらいのスピードが出た。せっかく練習していたが雨が降りだした。
「入場券くれた北村の気持ち無駄にしたくないもんな。」
「そういうことじゃないの!」
「ついでに川嶋のやつもぎゃふんと言わせようぜ。もしかして俺か?飯が出てこないもんな。例え負けても俺一人川嶋の別荘に行けばいい話だからさ。北村は抜きにしてくれって言っといてやるよ。」
「あんたも化けの皮が剥がれたわね。行きたかったんでしょう亜美ちゃんの別荘に!あんたが誰にはぁーはぁーしようが気にしないんだけど。」
「これだけ気使ってやってるのにお前近頃変だぞ!お前一体何が気に入らねんだよ?」
「何がって?他人が私の心の中を分かったような顔して想像するそれが嫌なの!むかつくの!」
「分かってほしいのか分かってほしくないのかどっちなんだよ?」
「分かんない!私がどう思ってるかなんて誰にも分かるはずない。だって自分だって知らないもん。」
竜児と大河は些細なことから喧嘩をしてしまい、勝負を放棄し夕食も食べにこなかったのだ。どうでもいいと言われたことに竜児も腹を立てしまう。泰子が帰ってきて大河は竜児のことをどうでもいいとは思っていないと伝える。
翌日の天候は雨。竜児は大河にお弁当を渡し気持ちを伝える。
「どうせ何も喰ってないんだろ?本当は晴れてほしかった。お前が本気で勝負してくれたらいいなって。お前がどう思っていようと俺はお前に勝って・・・」
「お弁当に罪はないからこれだけはもらっておく!」
[ad#co-1]大河VS亜美
「ずっと雨降ってたら水着乾かなかったから、これ高速違反じゃないかな?」
亜美は自慢の水着を着用し準備しているが大河は現れなかった。炎天下の中でみんなは待っているがいつまで経ってもやってこない。大河は弁当を開けると肉だらけだった。中止にしようかと考えていると大河が浮き輪を持って登場し、二人の勝負が始まった。
「あ!毛!」
大河は網を油断させてプールに落としビキニを奪い取り投げた。つまり亜美ちゃんは上半身裸の状態だ。チャンスを作りビート板を使用しバタ足で先行した。25m進みターンしようとした時に大河は足をつってしまった。亜美が追いつき始めていた時、竜児が助けにやってきた。
「大丈夫か?足つったのか?」
「うれしいでしょ?主人がお前のために頑張ってんだ。もっと喜べ!」
「それなら行け!尻尾でも振ってやる!」
大河は進むが亜美を見ようと群がっていた男共が竜児に落ちてきた。気を失ってしまった竜児はプールに沈み、大河が気づいて助けるのだった。
「触るなぁぁぁぁ!お前ら馬鹿ばっかりだなんで助けてくれないの?馬鹿ビキニに気を取られて、誰も竜児を。竜児は私のだ誰も触るんじゃない!」
大河は涙を流し、竜児に触れようとした先生やみんなを止めて叫んだ。勝負に負けた大河はみんなで別荘に行くことになったのだ。
「逢坂さんもしかして高須君と離れるの不安なんだ。何しろ竜児は私のだぁ!だもんね?」
「認めるわ!こいつが私の犬だから。飼い主としてはね、自分の犬がよそではぁーはぁーしないように見張っていけない義務があるの。」
「二人きりじゃなくて残念だけどまだチャンスはあるからね。」
次回「海にいこうと君は」
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