とらドラ10話「花火」洞窟探検でホラーを仕掛けた犯人は誰?

とらドラ

とらドラ10話「花火」の感想です。夏休みに亜美の別荘にやってきて、実乃梨を怖がらせよう作戦を実行しようとしていたのだが、謎の怪奇現象が起きて竜児と大河は一睡もできなかった。早朝に話をしていると北村に聞かれてしまい事情を説明する。

「みのりんは本当は三度の飯よりホラーが好きなの!驚かされて怖がらされるのが…」

「なるほど!驚かせてやろうじゃないか亜美も呼んでこよう!この辺の地理に詳しいからな」

洞窟探検

川嶋亜美とらドラ

海で1日遊ぶためにお弁当を作ろうとしていた竜児だが、実乃梨も起きてきて一緒に手伝うことに。両親は共働きのため家事もこなして弟のためにお弁当を作ることもあった。みんなは海へ向かうのだが亜美だけ部屋から出てこないため、竜児は迎えに行くと、亜美は自分の水着姿に見とれていた。

「ねえねえこれすごくない?ここ外れるんだよ?」

「付けとけ付けとけ」

「じゃあつけて、そんな態度取るなら協力してあげないよ」

「そんなこと言うなよ」

「ねえ?どうして高須君は実乃梨ちゃんを楽しませてあげたいの?」

「どうしてって…」

「教えてくれないなら協力してあげない…協力やめ…」

亜美はビキニのリボンを取り外して竜児に見せつける。亜美は竜児が実乃梨を楽しませようとする理由を聞こうとするのだが、教えてくれなくて協力することを拒否した。この時の機嫌が悪くなった時の表情が好き。自分には好意持ってくれなくて、実乃梨ばかりに好意あったら、それは亜美にとっては面白くない。

北村は洞窟に罠を仕掛けるため準備を始める。戻ってきた時はランチタイムでサンドイッチを食べていると、亜美が実乃梨を洞窟があると誘うのだった。どういった風の吹き回しなのだろうか?急に協力する姿を見せる。

「入り江の方にとっても綺麗な洞窟があるんだけど、私のとっておきの場所なんだ…後でお散歩しに行かない?」

「ここかぁ…あーみんのとっておきのお散歩…雰囲気あるね」

「暗いよ怖いよ狭いよ」

「どこかで聞いたようなフレーズだな」

さっそく洞窟に突入するのだが中は真っ暗で第一の罠、油揚げ攻撃が大河に命中した。第二の罠はケチャップで岩壁に書かれた「ぎゃああ」の血文字。竜児は何かに触れるとそれはワカメがあった。北村はアホであることを竜児と亜美は知っていてため息をつく。

「北村って頭はいいけど…アホなのよね」

「北村君を悪く言うな…ケチャップの匂いがする」

「それは女の髪の毛だぁぁぁ!傷心旅行でこの洞窟に迷い込んで非業の死を遂げた女性の呪いだぁぁ」

「ナイス高須お前も仕込んでいたんだな」

「くっだらない私近道で先に帰るね」

実乃梨はパニックになり岩壁を叩きて怖がって大成功に見えたのだが、髪の毛は北村の仕掛けではないため、昨日の怪奇現象同様にヤラセではなくガチだということ竜児は気が付いた。大河にも伝えると怯えて実乃梨と手を繋ぐ。亜美はどうやら誰が仕掛けたのか理解して、別ルートで帰ろうとし竜児は後を追い二手に別れてしまう。

「待てよ川嶋道分かっているのか?」

「当たり前でしょ?みんなと離れたのそんなに不安?」

「あんまり得意じゃないんだよ暗い所とか」

「あたしが高須君のこと置いて行っちゃったらどうする?怖い?あたしと離れ離れになるの不安寂しい?あたしと離れたくないって思ってくれる?あたしが必要?早く実乃梨ちゃんのところに帰りたい?高須君にあの子とは合わないと思うよ…」

「高須君に会うのはね…あれ?ここ何処?嘘迷っちゃってる?」

「おいおい冗談だろ?」

「冗談でこんなこと言わないって」

「怖がるなよ俺がいるから」

「ごめんね迷ったっていうの嘘!あたしが迷うわけないじゃん…お・馬・鹿・さ・ん」

亜美は竜児に何かと質問して実乃梨の話を持ち掛けて「あの子とは合わない」とハッキリ伝える。迷ったと不安にさせてからかうのだが、亜美の目がマジで内容も真剣だった。例えると竜児は月で美乃梨が太陽で側にいれば焼き尽くされる。憧れだけでは対等には慣れないとしていると、突然実乃梨の悲鳴が響いた。

川嶋亜美逢坂大河

竜児は走り出し亜美が転びそうになると手を引いて合流するのだが、実乃梨が何かに襲われてしまった。懐中電灯の灯りが消えてしまい、謎の声が響き渡る。北村は実乃梨を助けようと駆け出すと悲鳴を上げて姿が見えなくなってしまった。

「なんなのよこれ!」

「みんな落ち着いて」

「なんでもいいわよ…こうなったらやってやる!うぉぉぉぉぉ」

大河はパニックになり見えない敵を倒そうと叫んで走り出すと、水溜りに落ちて溺れていた。この恐怖の仕掛けを準備したのは北村と美乃梨だった。コソコソしていた竜児と大河の行動を把握していた美乃梨は、北村を仲間にして逆に驚かせてやろうと考えたのだ。実乃梨は本当は怖いのが苦手ではなく、怖いと言っていれば誰かが驚かせてくれるだろうとそれを楽しみのが好きだった。と別荘に戻りネタバレするのでした。

花火

櫛枝実乃梨川嶋亜美

亜美は全てお見通しの様だが、竜児は亜美が洞窟で聞いてきた質問に答える。亜美は自分が聞きたかった答えが返ってきたのだろうか?亜美ちゃん可愛いな♥

「さっき答えてなかったが、俺はお前がいなくなたら寂しいぞ。俺が寂しがるとかじゃなくて、お前が寂しいかどうかじゃねーの?」

「あたし自分が寂しいかどうかなんて考えたことない」

「じゃあ考えろよちゃんと」

「それ辛くない?」

「辛くなったらそれをまっすぐ表現すればいいじゃないか…だって俺達は」

「対等って…たまにすごく優しいんだから…」

川嶋亜美櫛枝実乃梨

竜児は実乃梨に一緒にいてくれてありがとうと想いを伝える。好きと告白することはまだできなかったが、それなりに距離は縮めることができたのではないだろうか?竜児が美乃梨を見ているように、美乃梨も竜児のことを見ていてくれた。竜児が人を喜ばせようと考えている人であると思ってくれていた。そんな竜児がどうして今回のような行動をしたのか美乃梨は分からなかった。

「高須君はなんで私を怖がらせようって思ったの?」

「お前がホラーが苦手って大河が教えてくれたから」

「からかってやろうって…違うね人が嫌がることは絶対にしない。人を喜ばせようっていつも考えている人だもんね。その高須君がどうしてこんなことをしたんだろう?私はそれが知りたいと思ってる。本当に不思議に思ってるの」

「幽霊はいるって信じさせたかったんだ。見えないからって諦めるのはまだ早いって」

「次はUFOを探そうか?人工衛星じゃなくて本物!そうやって見たいものを見つけて私の世界を変えて行ったら…」

夏休みのイベントは無事に終了し、帰りに特売が行われるスーパーに竜児と大河は向かうのだった。

次回「大橋高校文化祭前編」

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