伝説の勇者ダ・ガーン21話「闇にひそむ猫」の感想。ブッチョとの戦闘が一段落して、サーカスの地下を地球貿易機構軍が調査していた。緑ヶ浜に潜んでいた理由は何故なのか?ピンキーは騙されていたことになりみんなで励ましていた。ピンキーの自宅に猫が入ってきて水をかけると変身した。この人物はオーボスの命令を受けて行動している監視役のビオレッツェである。
闇にひそむ猫
「出ておいき」
「何すんのさ?冷たいじゃないの?」
「あんたいつ地球に来たの?オーボス様もご一緒なの?」
「あんたいい部屋に住んでるじゃない?あたしも一緒にどう?」
「いつからだって聞いてるのよ?」
「いつからだっていいじゃない。そんなことよりオーボス様が地球へ向けて出発されるそうよ。ここへ来てまだ手柄を立てていないようだけど、人の忠告は聞くものよ。あんたもブッチョみたいにならないように気を付けなさいよってこと」
化け猫のビオレッツェの情報により、ブッチョは始末されオーボスは地球へ向けて侵攻を開始した。ピンキーはのんびりしていたため、ほとんどブッチョ任せで情報を入手しておらず、自ら行動を開始する。部下はキラードールと呼ばれる人間型のロボットで、サーカスの地下にまだ基地が残っているため、データを持ち帰ろうと考えてやってきた。サブコンピュータールームは無傷で生きていた。
「いらっしゃいませレディピンキー様」
「おいお前!腐れブッチョが私に隠していた情報をお出し」
「ブッチョ様の許可が無ければお出しできません」
「ブッチョはもう始末されてしまったんだよ?エネルギーを切られたくなかったらさっさとお出し」
「出します出しますから乱暴は止めてくださいオェェェェ」
「あとくされないように始末しておき」
「ダメそこに触っちゃダメいけません。自爆装置なんです。止めて助けて女王様…これは化け猫のビオレッツェ様」
「あんたの持ってるデータをお出し」
「助けてくれるのならなんでもお出しします」
ピンキーはコンピュータの首を絞めてエネルギーの供給を停止すると脅すと、コンピュータは口からディスクを吐き出す。どんな出し方してんの?自爆装置を作動されてしまい、ピンキーが去りビオレッツェが助けるふりしてデータを持ち帰る。結局自爆してしまいコンピュータは助からなかった。
地球貿易機構軍の高杉大佐はダ・ガーンたちに感謝し英雄である隊長にTVで報道してご連絡するのだった。これではピンキーやブッチョが無能だと言われているのと一緒で、オーボス様に報告されたらどうしようとビオレッツェを始末する作戦を考えていた。
ビオレッツェ
ビオレッツェはダ・ガーンの隊長を捜そうとしていると、あちこちに隊長のスーツを着ていた子供たちがたくさんいた。数人に囲まれパチンコで攻撃されて追いかける。怒って狼の姿に変身して応戦するのだった。腕を引きちぎると機械でできていてピンキーの仕業だと気が付いた。
サーカスの地下に誰かが侵入したと報道があり、敵のロボットが出現した。星史とダ・ガーンが出動すると、子供たちのやじ馬がたくさん集まっていて危険だった。シャネルーンは複数の機体に分離して攻撃を仕掛けてくる。セイバーズが到着しスカイセイバーに合体する。ダ・ガーンブレードとセイバーブーメランで雑魚メカを撃破し、落下した先にビオレッツェがいて巻き込まれた。ブレードでエネルギーを弾きアースキャノンを発射して撃破に成功する。
「ビオレッツェの冥福を祈って乾杯」
「ニャーオ誰の冥福を祈って乾杯ですって?あんたあたしのこと殺そうとしたでしょ?」
「私じゃないわよ?あんたが戦死したんじゃないかと案じていたのよ」
「嘘をつくならもっと上手につきなさい。今度は見逃してあげる。次にこんなことをしたらあんたの命は無いわよ分かった?」
ピンキーはビオレッツェを戦死に見せかけて始末できたと祝福のワインを飲んでいると、ビオレッツェが現れた。どうやって爆発から逃れたのかは不明だが、ワイングラスを落としてピンキーに警告する。何故案じていたのかバレバレの嘘をつくのか?これでピンキーの作戦は失敗に終わる。
次回「おとしものはダイレクター」
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