ひろがるスカイプリキュア43話感想「プリズムシャイン!心を照らして!」

ひろがるスカイプリキュア43話

ひろがるスカイプリキュア43話「プリズムシャイン!心を照らして!」の感想です。ましろ神回となっています。ましろは新しい絵本を描いていましたが、強い風に飛ばされた落ち葉君が、これからどうしたらいいのか?悩んでいました。同じくバッタモンダーも、ましろの言葉を聞いて、これから自分がどうすればいいのか悩んでいました。

「その日は、朝からとても強い風が吹いていました…」

「葉っぱが1枚吹き飛ばされてしまいました…」

「僕1枚じゃ花も咲かせられないし、実も付けられない…僕には何もできないよ…」

ましろとバッタモンダーの最後の物語が描かれます。果たしてバッタモンダーは更生することができるのだろうか?

プリズムシャイン!心を照らして!

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朝食を食べているましろは、物語のことで悩んでいて、ぼうっとしていた。絵本コンテストのことも忘れてしまうくらい集中していた。このぼけ~っとしてる表情カワイイ♡ましろは外で絵本を描くことにした。

「ましろさん大丈夫ですか?」

「ましろん?」

「ごめん!考え事してて…」

「そのくらい真剣に考えているんだもん、コンテストも入選間違いなしだね」

「そこまで絵本を描くこと集中していただなんて、アッパレです!」

「コンテストには忘れず出さなきゃだよ!夢のチケットなんだから」

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バッタモンダーはスキアヘッドに言われた言葉を思い出し、いつまでもがきあがいていればいいのか?ましろに近づいて、それから何がしたいのか?自分の目的が分からなくなっていた。するとましろに声を掛けられて驚く。

「何がしたいんだ俺は?」

「こちらの世界の人間に成りすまして、虹ヶ丘ましろに近づいて、こんなあがきをいつまで続けるつもりなんだ」

「紋田さん!おはようございます」

「ぎええええ!こんな天気なのに朝から散歩かい?」

「また絵本のことで悩んでて、よかったら私の絵本を読んでもらえませんか?」

「僕が?」

「紋田さんとお話したことを描いているんです」

「どうすればこの落ち葉君の物語をハッピーエンドにできるかなって、ずっと悩んでて、紋田さんが落ち葉を見ても辛い気持ちにならないような、そんなお話にしたいんです」

「君が悩むのも当然だよ!何故だと思う?役立たずの落ち葉にハッピーエンドなんてありえないって!内心じゃお前も気付いているからだよ!」

「落ち葉にだって意味がある?落ち葉が好きだ?そんなきれいごとで誰が救われるって言うんだよ?」

「そもそも全部お前らのせいじゃねーか!俺は負け犬のまま、アンダーグ帝国に帰ることもできない!」

「アンダーグ帝国?バッタモンダー?」

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ましろが描いて絵本は、紋田との会話を元に落ち葉にしたことを知り、自分を重ね合わせて、役立たずにはハッピーエンドの物語がありえないとスケッチブックを破った。更に足で何度も踏みつけて、自分の感情をコントロールできなくなった紋田。そんなことされるなんて思わなかったましろは、放心状態だったが、アンダーグ帝国という単語を聞いた瞬間、バッタモンダーであることに気が付いた。

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ましろはミラージュペンをバッタモンダーに奪われてしまった。全部嘘で騙されたことで、ものすごく傷ついてしまったましろだが、紋田が苦しんでいたのも嘘だと安心していた。しかし、スキアヘッドに狙われたことから、バッタモンダーが消されることを知り、助けたいと言葉をかける。

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「仲間を呼ぶなら今ここで壊すからな!」

「全部嘘だったんだ?なんでそんなこと?」

「お前の心をめちゃくちゃに傷つけるためだよ!どうやら大成功みたいだな」

「良かった…紋田さんが苦しんでたことも嘘だったんだ…でもあの時スキアヘッドがあなたを狙っていたのは?」

「任務に失敗したから俺は消されちまうんだ」

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ましろは自分達を苦しめたバッタモンダーを助けたいと思っていた。こんなにも酷いことされた相手を許して救おうとは、なんて心が広くて優しい少女なのだろう。バッタモンダーは、ましろの言葉でペンを返そうとしたが、踏みとどまり姿を消した。

プリキュアに変身できないなら、一気に倒すことができたのに、それをしようとしなかった。嘘で傷つけた相手が自分を助けてくれる。そんな都合がいいことが起きるわけがない。それなのにましろ表情は真剣だった。

「私達ならあなたを助けられるかもしれない!助けてもみせる!だからミラージュペンを返して」

「…危ねー!ペンを取り戻したら俺を始末するつもりだろ?俺はお前を騙してたんだぞ!」

「助けるよ!」

「お前には分かんねーよ…何の価値もない落ち葉の気持ちは…」

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雨の中、ずぶ濡れになり破られたスケッチブックを見て、ましろは泣いていた。その姿を見てソラが駆けつけた。雨が降り出したから傘を持ってきてあげたようです。ましろはソラに抱きついて号泣する。

「ましろさん!大丈夫ですか?ましろさん?」

スキアヘッドに発見されたバッタモンダーはミラージュペンを奪われる。ミノトンに使用した強力なアンダーグエナジーを渡される。使用すれば自我がなくなり強力なモンスターをなってしまう。断れば消されてしまうという、どっちの道もバッドエンドである。

「スキアヘッド様!」

「お前にも無価値ではないと言えるチャンスをやろう」

「そのアンダーグエナジーを取り込めば、強大な力が手に入る」

「こんなヤバい力を取り込んだら俺は…」

「お前の命はアンダーグエナジーに取り込まれて消滅する…後に残るのは強力な力を持つ怪物だけだ」

「嫌だというならここでお前を消す…自分が無価値ではないと証明してみせろ!」

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家に帰ったましろは、みんなに紋田の正体がバッタモンダーであることを知らせる。アンダーグ帝国の人間は力が全てであり、能力がないと価値がないと思っている。特技や夢がなかったましろは、その気持ちを理解していた。みんなの言葉を思い出して、今のままでいいと思えるようになった。

「ごめんね、みんな私のせいでミラージュペンも取られちゃって」

「ましろんを騙して傷つけて」

「いっぱい嘘つかれたし、酷いこともされたけど、今は怒る気になれないんだよ」

「アンダーグ帝国の人達は強さや力のことばかりで、他の人より優れていないと価値がないと思ってる…その気持ちちょっとだけ分かる気がするから…得意なことも将来の夢もなかったから、自分には何もない気がしていて…」

「今は違う!自分のままでいいって気づけたから」

「何もできないと悩んでいる落ち葉君は、ましろさんだったんですね」

「楽しいだけじゃない…苦しい人を元気づけたい…そういう本を描きたいと思ってた…紋田さんみたいな人を少しでも元気にできたらって、でもこの絵本は私のお話でもあったんだ!」

「みんなお願いがあるの!ミラージュペンは必ず取り返さなきゃいけないけど、その前に私バッタモンダーと話したい!」

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ソラの言葉で、誰かの元気が出たらいいと思っていたが、これは自分の物語でもあると気が付いた。雪山へ向かうバッタモンダーの背中が見え、ましろは自分の想いをみんなに伝える。

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スケッチブックを破ったあのベンチにやってくるとバッタモンダーがいて話をする。スカイヘッドが煽りバッタモンダーはアンダーグエナジーを取り込み姿を変える。スキアヘッドの言葉にましろは怒り、その言葉を聞いたバッタモンダーが自我を取り戻す。

「ミラージュペンを取り戻そうって思ってるなら無駄だ…ここにはないから」

「戦う気はないよ…あなたと話したいだけ」

「やっぱりお前は何もわかっちゃいない…俺にはもうそんな時間なんかねーんだよ」

「今日こそお前らを倒す!そして俺の強さを証明する」

「我らにとって力は全て!まだ迷うとは、プリキュアに勝てず無様にあがいた末、負け犬として終わるつもりか?」

「止めてバッタモンダー」

「呼びかけても無駄だ!奴の弱い心は消え、力そのものになるのだ!破壊を求める獣にな…使い道のない無価値な存在にさえ、これほどの力を与える」

「無価値?」

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「力を持たぬ者には価値はない」

「価値がないものなんてあなたが決めることじゃない!自分の価値は自分で決めるんだよ!」

「変身できず、なんの力もないお前が、自分には価値があると吠えたところで、所詮は…」

「自分の価値は…自分で決める!」

「バッタモンダーこれでお前もアンダーグ帝国の役に立てるというわけだ」

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バッタモンダーはスキアヘッドに攻撃を仕掛けてミラージュペンを取り返す。ましろにペンを投げて、最後はアンダーグエナジーに呑み込まれてしまった。ましろは必ず助けるとプリキュアに変身する。強気のましろカッコイイ♡

「いい加減ムカついたから殴っただけだよオッサン!」

「馬鹿め…やはりお前は無価値な存在」

「俺は馬鹿だ!でもな俺は無価値なんかじゃねー!」

「ありがとうバッタモンダー!必ず助ける!」

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カラフルパレットで赤と白で攻撃力を増加させて戦闘開始。スカイの連続攻撃を相殺し、マジェスティのパンチを受け止め、プリズムショットを打ち消す。バタフライがシールド展開するが、貫通して吹き飛ばされる。スカイとウイングのダブルプリキュアパンチをくりだそうとすると、マジェスティを投げられ、背後に瞬間移動。バタフライの3枚シールドを簡単に破られ全員落とされる。

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「お前も諦めが悪いようだな…弱い者があがき続けるさまは、目障りだな!」

「あなたの評価はどうでもいい!バッタモンダーを助けるって覚悟は決めたから」

「私は絶対に諦めない!バッタモンダーの心の輝き?」

「お願い消えないで!私が照らし出して見せる!煌けプリズムシャイン!」

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プリズムの言葉を聞いてバッタモンダーの心が輝く。完全に取り込まれているわけではなく、あがき続けていた。プリズムショットの輝きで、暗闇にいたバッタモンダーを照らした。行動不能になった瞬間に合体技で浄化する。

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バッタモンダーが反省していることを知り、みんなは許してあげた。最後にましろに謝り歩いていきました。素直になったな。

「まさか本当に助けるとは、お人好しもここまでくると呆れるね…特にそこの…僕のことなんか到底許せやしないだろうに」

「反省しているんですよね?だったらこれ以上私からいうことはありません!」

「破ってごめん…」

「大丈夫…自分の輝きを信じることができたなら…きっと」

ましろの絵本はコンテストで大賞に選ばれました。ましろの優しさと強さを知ることができる。とてもいい話でした。

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次回「大きなプリンセスと伝説のプリキュア」

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