ひろがるスカイプリキュア8話感想「飛べない鳥と、ふしぎな少年」

ひろがるスカイプリキュア8話

ひろがるスカイプリキュア8話「飛べない鳥とふしぎな少年」の感想です。ソラは転校生として学校に通い始め、スカイランド人であることがバレないように気をつけていました。だが、正直に話してしまうことを自覚して、バレてっしまったら友達になれないと、本当の自分を出さないように、目立たないようにしていました。しかし、スポーツテストでTOPになってしまい、みんなの注目を浴びます。ありのままの自分でいいのだとましろからアドバイスされ、ソラは再び自己紹介をしてヒーローガールと呼ばれて仲良くなりました。

飛べない鳥と、ふしぎな少年

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エルは独りで立ち上がろうとして転びそうになってしまいました。すると謎の少年がエルの背中を支えてあげました。ソラが部屋に戻ると誰かがいる気配を感じて、近くにいた鳥に声を掛けました。

「大丈夫?」

「エルちゃんお待たせ…」

「鳥さん誰か見かけませんでしたか?」

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夕食時にソラは、ましろに誰かの気配がしたことを話すと、エルがひとり立ちしそうなのでこれからは気をつけようとします。スカイランドには人間の言葉を話す鳥や仕事をする鳥がいるようで、ましろは驚いていました。ソラからしたら、レンジで温めて食べるカレーライスの方が驚きのようです。

「きっとつかまり立ちして玩具を取ろうとしたんだね。これまで以上に目を離さないよう気をつけないとだよ」

「部屋に人の気配が…」

「気のせいじゃない?それより誰か見かけませんでしたかって鳥に話しかけちゃうソラちゃん可愛いね」

「スカイランドには言葉を話す鳥がいるのでつい…」

「そうなの!?」

「私の世界では鳥と仲良しなんです。背中に乗せて飛んでくれたり、荷物を運ぶお手伝いをしてくれたり、中にはモデルの仕事をしている鳥もいますし、王様の城で働いている鳥もいるんですよ」

「今更だけどソラちゃんってファンタジー世界の住人なんだね」

「こんなに美味しいものがチーンだけでできちゃう、その方がよっぽどファンタジーです!辛いライス最高」

「カレーライスだよ」

「辛いからカレーっていうんじゃないんですか?」

「それが違うんだよね…ちなみにカレイって魚もいるよ」

「辛い魚ですか?」

「たんぱくの中に上品な甘みがあるよ」

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ソラは明日の準備を確認して、ましろにおやすみなさいを言いに行きました、すると謎の少年がエルのことを心配して、再び姿を現しました。ドアの隙間からじーっと見つめるソラ。少年は見つかったことで焦り、二階の窓から飛び降り逃げ出します。ソラも飛び降り少年を捕まえるのだが、物音に驚いたましろが窓を開け声を掛けます。捕まえたのは少年ではなく鳥でした。

「宿題よし、学校の準備よし、後はましろさんにおやすみなさいを…」

「ごめん起こしちゃったね…心配で見に来ちゃった」

「誰?じー…あなた誰ですか?泥棒?人さらい?それともカバトンの仲間?」

「ちょっと何の音?」

「怪しい人を捕まえました。日中忍び込んだのも、きっとこの男の子です」

「男の子?」

「その子を放してあげてソラさん…あたしのね知り合いなの」

「僕はツバサ…」

「鳥が喋った!」

「言葉を話し人間に変身できる鳥さん…あなたはもしやスカイランドのプニバード族」

「1年とちょっと前…僕はこの世界に落ちてきました…」

ヨヨが状況を察し説明をします。少年の正体は、スカイランドのプニバード族のツバサという鳥でした。スカイランドとソラシド市は平行世界のようなもので、大きな嵐が起きると世界のつなぎ目にひび割れが発生し、一瞬だけトンネルで繋がるそうです。そのためスカイジュエルなどがソラシド市に落ちていたのです。

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ツバサはヨヨに保護されお世話になっていました。ましろが引っ越して来た時も鳥のフリをしていたのは、説明しても信じてもらえないからだと言いますが、ソラは大きい声を上げるとツバサは驚いて人間の姿になってしまいました。更にソラが怖い顔をして問い詰めます。それでもヨヨとツバサは事情があるようで、本当のことを話してくれませんでした。遂にソラが怒り出すとエルが泣き出してしまいました。

「1年前って、私がこっちの家に越してきた頃だよね?ずっとただの鳥のフリをしていたの?どうして?」

「話しても信じてもらえないと思って」

「ターイム!」

「変わった?」

「びっくりするとつい…」

「ファンタジーだね」

「話を逸らさないでください!私とエルちゃんがこっちに来た後ならスカイランドのことを話せたはずです。なのに黙ってた。どうしてですか?」

「おばあちゃんにトンネルを作って貰えばとっくにスカイランドに帰ってるはずだよね?」

「ヨヨさん!エルちゃんの側に信用できない人を置いておくわけにはいきません!きちん説明してください!もういい加減にしてください!何を隠してるんですか?」

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翌朝、ましろは学校に行くのだが、ソラはツバサのことを信用できず、寝ないでエルの側にいました。学校に行っている間に何かされるかもしれないと休むそうです。ソラはツバサがカバトンの仲間である可能性があると疑い、エルがさらわれていたかもしれないと怖くなり、自分が未熟であると責任を感じていました。

ソラはウトウトしてエルから目を離してしまうと、エルはひとり立ちしようと頑張っていました。ソラは慌てるがツバサがエルを見守っていました。エルは立ち上がることができたが転倒しそうになり、ソラとツバサは同時に手で支えます。

ソラは感動して涙を流してエルを抱きしめました。その姿を見てツバサは本当のことを話し始めました。鍵がかかっている部屋があり、そこはヨヨが用意したツバサの研究室でした。

「頑張ったね…諦めなかったね…偉いね…」

「ソラさん一緒に来てもらえませんか?」

「航空力学?」

「飛行機を飛ばす学問が航空力学よ。風の強さ、向き、翼の角度」

「僕は1年かけて勉強してきました。スカイランドに帰らなかったのはそのためです」

「どうしてそんな勉強を?」

「約束してください…本当のことを言っても笑わないと…空を飛びたいんです」

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1話でソラを乗せていた鳥に乗せられていたツバサとお父さん。アートができて人間に変身する力を引き換えに飛ぶ力を失った鳥だった。強風に飛ばされ落下してしまったツバサ。お父さんが助けてくれました。その時初めて飛べない鳥が空を飛んだのです。子供を助けるために必死だった父の姿。

「あの日、飛ぶという夢が僕の中に響きました」

「どうやって飛んだのかって言われても、父さんただ必死だった」

ツバサは飛ぶ練習を続けたが飛べず、みんなに笑われていました。嵐の夜にこの風を利用すれば飛べるのではないかと崖から落ちてしまいました。その結果ソラシド市に落ちて、航空力学を学んでいました。

ツバサの想いを知り、ソラは自分と似たような目標を持っていると感じ、手を差し出しました。ツバサは自分のことを理解してくれたことが嬉しくて笑顔になっていました。

「無駄じゃなかった。落っこちたおかげで僕はこの世界で学問と出会った。風の流れを正しく読めば僕も空を飛べるかも」

「笑っちゃいますよね?…だから言いたくなかったんだ…だからただの鳥のフリを…」

「カーッコイイ!一度やると決めたことは絶対に諦めない!それがヒーロー!」

「笑わないの?」

「笑いません!私はヒーローになりたい、ツバサ君は飛びたい。道は違くとも私達同じじゃないですか。誤解しちゃってごめんなさい。お友達になってください…」

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ましろは下校し急いで家に向かっています。ソラのことが気になっているようで必死で走っています。家に帰るとソラとツバサが仲良くしていて二人に何があったのか不思議に思っていました。カバトンが公園にいる子供からUFOのラジコンを奪って街を攻撃していました。

「ソラちゃん大丈夫かな?みんなも最高の健康優良児が学校を休むなんてって動揺しているよ…」

「ツバサ君はエルちゃんを助けるナイトですね」

「ナイトは大げさだよ」

「どういうこと?」

「あんな形のものが空を飛びなんて航空力学的にありえません」

「今そういうこと言ってる場合かな?」

「ツバサ君エルちゃんをお願いします」

ツバサのボケにましろがツッコミ、ソラとましろはプリキュアに変身して現地へ向かいますが、エルちゃんは飛行能力を発動させて追いかけます。街にいたあげはからヨヨは連絡を受けてエルが向かったことを知らせます。ツバサは変身してエルを追いかけます。戦闘開始して次回へ続きます。

EDはキュアグレースでした。

ツバサがキュアウイングに変身しますが、人間でなくスカイランドの鳥で、プリキュア5GoGoのシロップ的なポジションでしたね。

次回「勇気の翼、飛べキュアウイング」

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