スマイルプリキュア37話感想「れいかの悩み!清き心と清き一票」

スマイルプリキュア37話「れいかの悩み!清き心と清き一票」の感想です。青木れいかは生徒会のみんなと一緒に、朝の挨拶運動を行っていた。れいかに挨拶されるとみんなが元気になれると、みゆき達はれいかに生徒会長をやってもらいたいようだが、れいかは生徒会長に立候補する予定はなかった。

「挨拶をすれば一日を明るく始められますから」

「れいかちゃんに挨拶されると元気でちゃう♪」

「これはやっぱりれいかしかいないよね」

「うん!うん!」

「なんの話ですか?」

「それは勿論…生徒会長青木れいかさんです」

「あの私…立候補はしません…私は生徒会長にはふさわしくないと思います」

「どうして?」

「生徒会長とは生徒たちに道を示す存在です。しかし私には示す道が分からないいのです…」

れいかの悩み!清き心と清き一票

青木れいかウルフルン

バッドエンド王国ではウルフルンたちがTVを観て、生徒会長がみんなに命令して好き勝手にやっていると勘違いした。生徒会長になれば学校で人間共を意のままに操ることができると考え、マジョリーナの発明したニンゲンニナールを装備して人間の姿になり、転校生として学校に侵入した。

「俺達は転校生だ」

「生徒会長に立候補してあげる」

「ありがたく思えオニ」

語尾にオニがついているんだから絶対アカオーニだとバレるはずなんだが、みゆき達は誰一人として気が付いていない。れいかも転校生が生徒会長になってもいいと考えていたのだが、好き勝手な発言をして生徒を悪い堕落した道へ示そうとしている彼らに対し注意する。生徒達はみんな転校生側の意見に賛成するのだが、れいかも生徒会長に立候補することになり、正しい道に導くと強く発言する。

「学校のことを考えられるなら転校生でもいいと思います」

「俺は生徒会長好捕ウルフルンタローだ!俺が会長になったあかつきには宿題を無くしてやる」

「甘いわ…マジョーリナ。授業中にお菓子を食べていいことにするわよ」

「ぬるいオニ。俺様はアカイオニキチ、学校に漫画やゲームを持ってきてもいいことにするオニ」

「お待ちなさい!生徒会長だからといってそのような勝手は許されません!」

「なんなんだお前は?」

「あなた方は間違っていると思います。先ほどの演説を聞きましたが、この学校のことを考えているとは思えません。あなた方は生徒会長にふさわしくありません!私も生徒会長に立候補します…私達の学校が間違った方向に進むのを見過ごすわけにはいきません。私が正しい道に導きます」

ウルフルン達のおかげで、れいかが生徒会長になるため選挙運動を開始し、みゆき達の願った通りの物語が始まる。ウルフルン達が屋根にどうやって上ったのか高い場所から飛び降りる身軽さ。誰も疑問に思わない。みゆきとやよいは微妙にウルフルン達の意見に賛成しているように見える。

朝から昇降口前で選挙運動をしているとウルフルンが声をかけてくる。れいかに対し生徒会長になったら何をするか目的を聞くが、れいかは自分が何をしたいか分からなかった。ウルフルンは宿題廃止とハッキリとした目的があり、生徒達はウルフルンを評価した。

マジョリーナとアカオーニも登場し、それぞれの意見に分かれる。れいかは否定ばかりで自分の意見がないと図星を刺されてしまい、反論しようとしてなおに止められる。

「おい!昨日は言いたいこと言ってくれたが、そういうお前は会長になって何をする気だ?」

「よくぞ聞いてくれました!れいかちゃんどうぞ…」

「我が校の伝統を受け継ぎ、健全な中学校を目指します」

「それじゃわからねーよ…もっと具体的に言え、俺は昨日言った通り宿題廃止だ!」

「いけません!それではみなさんのためになりません」

「俺様は漫画とゲーム持ち込みOKオニ」

「私は授業中にお菓子とケーキ食べ放題よ」

「いけません!漫画もゲームもお菓子もいけません」

「勝負あったな…結局おめーは自分の意見がねーんだよ。他人の文句を言ってるだけだ」

生徒達はみんなその場からは離れてしまい、れいかは自分の意見がないことを自覚する。弓道で心を落ち着かせようとするが迷っていた。みんなに励まされるのだが、どうすればいいのか再び迷ってしまう。こうなってしまうとれいかは不安定になる。

「私は示す道がないのに立候補してしまいました…やはり私に生徒会長は…」

生徒会長選挙

青木れいか

生徒会長選挙の演説が始まるとウルフルンたちが互いにマイクを取り合い、宿題廃止、漫画とゲーム、お菓子とケーキと盛り上がり、未だかつてないくらいに体育館は盛り上がる。れいかの演説が始まるのだが、ウルフルンが妨害する。

「私に示せる道があるとすれば、私が正しいと思うこと、指示してもらえるはずです」

「この学校を清く明るく美しい学校にしたいと思います。清くとは校内の清掃です。明るくは朝の挨拶運動。美しいは花壇のお手入れのことです…」

「掃除なんかやってられっか!俺の目指す学校には掃除も勉強もいらねーぜ」

「清掃は学校だけでなく、心も清くする大切なものです」

「だったらどっちがいいか聞いてみよーぜ…勉強も掃除もしたくないやつは拍手」

ウルフルンの意見は評価され生徒のほとんどが拍手をした。これはもしかするとウルフルンが生徒会長に…

「私と一緒に学校の清掃をしてくれる方は拍手をお願いします」

れいかに拍手をしたのはみゆき達だけで、他の生徒からは評価されなかった。プリキュアという名を出され、アカオーニはコードに引っかかりマジョリーナを巻き込んで転んでしまう。人間に化けていたことを知られて正体が見破られて帰還する。バットエンド空間を生成しアカンベエを召喚する。

「ほら見ろ」

「そんな…どうして?」

「プリキュアカッコ悪いオニ」

「もしかしてあなたも?」

「世界よバッドエンドに染まれ白紙の未来を黒く塗りつぶすのだ」

高速攻撃でハッピー達が吹き飛ばされてしまい、ウルフルンはビューティを集中攻撃する。自分には賛成してもらえなかったことを気にして、思うように力を発揮できず倒されてしまう。だが、みゆき達にはれいかが学校のことを考えて行動してくれているという気持ちが伝わっていた。

「正しい道を示せば皆さんもきっと…」

「誰にも賛成してもらえねえで何が正しい道だ?」

「どうして?」

「てめえのいうことは全て自己満足で押しつけがましいんだよ。おまけにクソ真面目で面白くもねー。てめえに付いてくる奴なんているわけねーだろ?」

「そんなことない!確かに私、お掃除も勉強も好きじゃない。でもれいかちゃんは掃除や勉強の大切さを教えてくれる」

「面倒だなって思う事にも、れいかちゃんは向き合う勇気をくれる」

「なんでれいかを応戦するか分かるか?れいかは学校のみんなを一番に考えてるからや!」

「だから私達はれいかが生徒会長にふさわしいと思うんだ」

「他の生徒達は誰もそう思ってねえじゃねえか」

「他のみんなには分かってもらえてない。どうやってれいかちゃんの気持ちを分かってもらえるかも分からない。でもきっとみんなにも分かってもらえる。だって私達にはれいかちゃんの気持ちは届いてるもん!」

「皆さんありがとうございます。気持ちを伝えるという意味が分かりました。自分の想いが生徒皆さんに届くまで伝え続けます。それが私も道です!」

青木れいか

ビューティは励まされ、他の生徒にも自分の想いが届くようにすると意思を強く持つことができた。反撃を開始しアカンベエを蹴り上げ、蹴り落としプリンセスフォームに変身する。合体技ロイヤルレインボーバーストで浄化に成功する。ウルフルンは戦闘が終わっても選挙で決着をつけると帰らなかった。

「どっちが正しいか選挙で勝負だ」

「皆さんは掃除や挨拶が好きではないかもしれません。中には苦手な方もいるかもしれません。でも勇気を出して挨拶を始めてもませんか?一言声をかけるだけで、明るい気持ちになれますし、たくさんの人と仲良くなれます。そして校内の清掃をしましょう。綺麗な学校は気持ちがいいです。お掃除をすると心が晴れやかになるんです。それから花壇にお花を育てないと思います。元気がない時や何か上手くいかない時、お花は心を癒してくれるんです。そうすればきっと…素敵な友達にも巡り合えると思うんです」

「私はこの学校で皆さんと過ごす時間を豊かなものにしたいんです。時には厳しいことや大変なこともあるかもしれません。ですが、みんなで声をかけ合い、明るく元気に頑張っていればとっても楽しい学校生活になると思うんです。私はそんな学校にしたいと思っています。私の考え方は少し真面目で退屈かもしれません。でもそれが私の大切だと思うことです。どうか皆さん力を貸してください。よろしくお願いします…」

女子生徒が一人拍手すると連鎖反応が起きて、全員が拍手をしてれいかの意見に賛成する。れいかの想いが全員に届いた瞬間である。投票の結果は、勿論れいかちゃんである。無事に生徒会長になりました。挨拶や掃除が苦手な人の気持ちを考えていた。みんなに分かってもらえるように具体的に内容を伝えました。

次回「ハッスルなお!プリキュアがコドモニナ~ル」

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