スマイルプリキュア最終回「光り輝く未来へ!届け!最高のスマイル」の感想です。皇帝ピエーロが多数の兵隊を率いて地球をバッドエンドに変えようとする。無限に復活する敵の猛攻の前に倒されるプリキュア。絶望の中へ落ちてしまい、ロイヤルキャンディがミラクルジュエルの力を発動させ、プリキュアを絶望の淵から復活させた。ウルトラプリキュアに変身して敵を消滅させ、ピエーロを倒したかに思えたが、全てのバッドエナジーを集め巨大な姿へ変わる。
プリキュアVSピエーロ
どんな状況に追い詰められてもハッピーは前向きにみんなを励ます。地球よりも大きな姿に変貌したピエーロの前に、最強の合体技ウルトラレインボーバーストを発動させるが、片手で受け止められ押し返される。ダメージを受けて一瞬で変身が強制解除された。更にスマイルパクトの力が失われ破壊されてしまった。
「私達にできることを全部やろう…私達は絶対に未来を諦めない!」
「プリキュアウルトラレインボーバースト!」
「貴様達の希望は口先だけだ…本当の深い悲しみを知らないお前達が世界の絶望に敵うはずがない」
「深い絶望とか私には分からない…けどこのまま終わりたくない…終わりたくないよ…」
「うちらにはまだやりたいことがぎょうさんあんねん…」
「守りたい人もいる…」
「叶えたい夢もあるし…」
「進みたい未来もあります…」
「みんなとずっと一緒にいたい…大好きな人達がいる世界で、もっと生きたい!」
世界が絶望して朽果てた光景を目の当たりにするが、やりたいことがまだあると、一緒に生きたいと願いミラクルジュエルが光り輝く。キャンディとプリキュアの気持ちとミラクルジュエルの力を使用すれば、最後にプリキュアに変身することができる。だが、使用すればミラクルジュエルは力を失い消滅してしまう。メルヘンランドとみゆき達の世界が閉ざされ再会することができなくなってしまう。
プリキュアに変身して戦うか?キャンディ達とお別れするかの選択しを選ばなければならなかった。れいかとなおは戦う選択肢を選んだのだが、みゆきが別れるのが辛いと号泣してしまう。涙を流したのを見てあかねとやよいが泣いてしまう。続いてれいかとなおも泣き崩れてしまう。やよいはあかねに抱きつき、れいかはなおに抱きつき、なおはれいかをギュッと抱きしめる。
「でも、ピエーロを放っておくわけには…」
「急がないと世界が…」
「それだけは…それだけは絶対に嫌!どんなに辛くてもどんなに苦しくてもいい…友達がいなくなるのだけは絶対に嫌だぁぁぁ」
「キャンディと出会えたから友達になれたから、あかねちゃんとやよいちゃんとなおちゃんとれいかちゃんとみんなと友達になれたんだよ。一緒に頑張ってこれたのも楽しかったのも嬉しかったのも全部キャンディと一緒だったから…」
「ずっと一緒にいられると思ってたのに…」
みゆき達は友達と別れるという絶望を知った。いつも一緒でずっとこのままいられると思っていたが、いつか別れがやってくる。れいかが留学すると知り別れることになった時も同じことが起きた。れいかはみんなと一緒にいる道を選んだ。地球の未来を掛けて戦う道か、キャンディと永遠にお別れする道を選ばなければならない。
「そう…それが絶望だ…お前達が希望だという友達は失われ、地球も無くなり明日も永遠に来ない」
「これが絶望…私何が大切なのか…もう分かんないよ」
「大切なことはちゃんと自分で考えて自分で決めるクル…」
「キャンディはみんなと一緒でたくさん楽しかったクル。みんな優しくて大切にしてくれて、とっても嬉しかったクル。みんなと一緒でとってもハッピーだったクル。これからもハッピーを感じたいクル。キャンディはみゆきと同じクル。友達を作ってみんなにウルトラハッピーを分けてあげたいクル!」
全員が号泣している中、キャンディはみゆきから離れて思いを伝える。キャンディの言葉は以前みゆきがキャンディに教えた言葉だった。一緒に過ごせた時間、これからもみゆきのようにハッピーを誰かに分けてあげたいと…みゆきは本当に大切なもの、今一番やらなければならないことを分かっていた。キャンディと別れてプリキュアに変身する道を選び、みんなで抱き合う。
「私の…私達の一番大切なもの分かってる…分かってるよ…」
「どんなに辛くても…」
「みんなで未来に向かって歩いていきたい…」
「たとえ離れ離れになっても…」
「心は繋がっている…いつも一緒です!」
「私達の進む未来はキラキラ輝いてるよね?ごめんね私達はどこにいても…ずっとずっと友達だよ!」
「人生には決断せねばならないときがあるのでござる…たとえそれがどんなに辛い選択でも必ず自分の手で未来を選び、歩いて行かねばならぬのでござる!」
「私達は絶対に未来を諦めない……」
「絶望を乗り越えたというのか?」
「私達は未来に向かって真っすぐ歩いて行きたい!それが私達スマイルプリキュアだから!みんな行こう…」
光り輝く未来へ!届け!最高のスマイル
スマイルパクトが修復され優しい声で「スマイルチャージ」と最後の変身をする。ウルトラプリキュアとなりピエーロに再び立ち向かう。合体技ミラクルレインボーバーストを発動させる。ペガサスではなくフェニックスがビームを発射し、ピエーロのビームを相殺する。撃ち負けそうになり最後に叫びフェニックスから巨大なハッピーがピエーロを包み込み。
「絶望の力を思い知るがいい」
「これから先の未来にどんなこんなんがあっても」
「私達は絶対に前に向かって進んでいく」
「これからも大変なことがたくさんあると思う」
「それを全力で乗り越えてほんまもんの笑顔になれるんや!」
「私達はどんな時も本当の笑顔を忘れない。絶対に頑張っていくんだもん!」
「輝けぇぇぇ!スマイルプリキュアァァァァ!」
「絶望を超えるというのか?…それは…」
別れ
プリキュアの本が描かれ皇帝ピエーロは消滅してメルヘンランドに平和が戻り、妖精達は仲良く暮らしました。キャンディとポップの体が光り別れの時が来た。みゆきは感謝の気持ちを言葉にして抱きしめると、キャンディは強制的に空へ。泣きじゃくるキャンディにみゆきは自分のほっぺを引っ張り笑顔でお別れする。返事をしようとしたが消えてしまい、みゆき達の世界とメルヘンランドの世界の扉が閉ざされてしまった。
「キャンディ…今までいっぱいありがとう…」
「思い出してバイバイする時は?」
「メルヘンランドでもしっかりね!私達キャンディのことが大好きだよぉぉぉぉ!」
「キャンディもみんなのことが…」
キャンディの姿が見えなくなってから再び号泣してしまうみゆき達。
再会
「学校の図書室へ行くとね思い出すんだ。キャンディとは心で繋がっているもんね…それに私分かったんだ。学校のみんなや先生がいて、お父さんやお母さんおばあちゃんがいて、そしてかけがえのない友達がいる。それだけでなんてハッピーなんだろう。幸せは探すものじゃなくて感じるものだったんだね。たくさんの幸せがすぐ側になったなんて」
「私の名前は星空みゆき。私がもらったたくさんの幸せを、今度はいろんな人に届けたくて絵本を描きました。タイトルは最高のスマイル!」
「みゆき会いたかったクル」
「もしかして…私もずっと会いたかった」
それから月日が流れた。やよいはミラクルピースが佳作に選ばれた。みゆきは絵本を描き始めました。みゆきはキャンディと初めて出会ったあの場所へ行くと空からあの声が聞こえてきた。本が飛んできてその中からキャンディが飛び出してきた。みゆき達に会いたいと願い、再び世界が繋がった。
最終回ってことで、声優さんの演技力が素晴らしかった。みゆき役の福圓美里さんとキャンディ役の大谷育江さんがすごい。物語がハッピーエンドになるのは何となく分かっていたが、キャラクターの声は本当に感動しました。
スマイルプリキュアは5人編成ですが、物語1話1話が各キャラの話になっていたり、修学旅行のような(笑)イベントもあり、あかねの恋物語、やよいの将来の夢、なおの体育祭、れいかの道など考えさせる話が多くありました。れいかちゃんが待遇されていたなと思うシーンが多かったと思います。
三幹部も元は悪役ではな、苦しい過去を背負って生きてきた妖精であったこと。結局ジョーカーはピエーロの部下であり、どこからやってきたのか、最終的にピエーロと融合した感じになりましたが、最後はどうなったのか描かれていませんでしたね。せめてビューティと決着をつけてほしかったですね。
実は、物語は小説に続きます。
個人的にスマイルプリキュアはシリーズの中で上位に入ると思います。
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