トロピカル~ジュプリキュア31話「トラブル列車!あすかの修学旅行」の感想です。3年生は修学旅行へ出発しました。列車に泊るそうだが目的地はどこなのだろうか?あすかは自分のバックが動いていることに気が付くと、ファスナーを開けて腕が飛び出てきた。これは他の人が見たらもうホラーである。
「早く追いつかなくちゃ」
「きっと間に合うプリキュアなら」
「ところで気になったんだけど、なんでそんな大きな荷物なの?」
「何かあったら泊まれるようにって」
サマー、コーラル、パパイアは何故か猛ダッシュであすかの列車を追っていた。非戦闘時にプリキュアに変身して何をしようというのか?もしかして一緒に修学旅行へ行こうとしているのか?
トラブル列車!あすかの修学旅行
あすかは急いでバックを持ってトイレに入る。バックからはローラとくるるんが登場した。どうやって入っていたかというとマーメイドアクアポットをバックの中に忍び込ませていたようだ。ローラは修学旅行に来てみたかったそうだ。
「ぷは!窮屈だった」
「くるるん」
「ちょっとあんたたちどういうことだよ?」
「どうも」
「だって来てみたかったのよ修学旅行に、こっそりとね来ちゃった」
「来ちゃったじゃないの」
急いでアクアポットの中に戻らせてバックの中に戻した。おちゃめなオーラにあすかが怒るのだが、自分が怒られてるともしらず、列車内を探検しようとする。ぶつかった相手が変装したヌメリーで、修学旅行でウキウキのやる気パワーを奪い取ろうとやってきた。
腰をフリフリと動かすと、ローラも真似てフリフリする。これカワイイ。他の人に見られそうになり、あすかは二人を座席に引っ張りカーテンで隠す。とっさの対応が素早い。
「あら失礼…まぁ奇遇ねプリキュア」
「なんでこんなところにいるんだ?」
「そんなのきまってるじゃない。修学旅行で元気いっぱいごっそりやる気パワーを感じたから、それを全部頂くために変装して忍び込んだの」
「ご苦労なことね」
「丁度良く停車するみたいだな、列車だと騒ぎになる外に出ろ!」
「何よ威勢がいいわね…こんな狭い所じゃ超ゼッタイヤラネーダを出せやしないもの」
「ここは私に任せてくれ」
「え?ちょっと待ちなさいよ!こっちも本気出すしかないわね」
列車が駅で停車するため、あすかはヌメリーを列車から降ろそうと考えた。ヌメリーもヤラネーダを召喚できる状況ではないため車外へ出るのだが、あすかは変身しようと見せかけて列車内に戻りドアが閉まり出発した。ヌメリーは置いてけぼり。
車内でカーテンを閉めてローラと話ていると百合子が入ってきた。あすかのことが気になったようだが、ローラはアクアポットの中に隠れ見つかることはなかった。ローラは二人の会話を聞いて、あすかと百合子の過去に何があったのか気になった。
「滝沢さん誰と話しているの?今話し声が聞こえたようだけど」
「ずっと独りだ」
「さっき外で誰かともめていたんじゃ」
「いや…別に」
「生徒会長として言うわ。またもめごとを起こさないで」
「何!」
「変わってないのね…」
あすかと百合子の過去
食事の時間になり生徒はご飯を食べているが、あすかは独りだった。ローラは再び出歩いて、さっきのことをあすかに聞く。旅の恥は搔き捨ての意味を少し違う風に覚えていたローラだが、トロピカる部としてプリキュアとして同じ仲間だと伝えあすかがようやく心を開き、過去に何があったかを語る。
ローラがものすごく大人に見える。
「さっき生徒会長が言っていたもめごとって何?」
「別に大したことじゃない」
「そんなわけないでしょ?ね言ってみなさいよ旅の恥は搔き捨てって言うじゃない」
「何?」
「授業でならったわ、旅では恥ずかしがらずに何でも言いなさいってこと」
「意味が違うだろ。旅先では知らない人だから恥ずかしいことを言ってもなんともないって意味だ」
「やっぱり同じじゃない!旅先ではこころを開いて打ち解けられるってことだわ。私達仲間でしょ同じプリキュアの」
あすかと百合子は小学校から一緒で、性格は違ったが気が合う友達だった。中学からは一緒にテニス部に入りダブルスのパートナーとして活躍した。他校からマークされるくらい強くなっていた。地区大会の決勝前に事件が発生した。
あすかは他校の生徒が、あおぞら中学の選手控室に入って、百合子のラケットのガットをハサミで切ろうとしていたのを目撃した。怒ったあすかはその2人組の胸ぐらを掴みロッカーに押し付ける。すると他の生徒や先生に見つかる。
「早くしなさい見つかっちゃうわ」
「おい!ふざけるな!よくも仲間のラケットを」
細工しようとした生徒は、ロッカーを間違えただけであすかに暴力を振るわれたと証言し、胸ぐらを掴まれたところを何人にも目撃されていた。暴力事件として大きくなれば、テニス部は活動停止になり、悪ければ廃部の可能性もある。百合子は大きくならないように話をつけた。その条件とは、相手の選手とあすかと百合子が試合を棄権することにした。
「ロッカーを間違えただけだって?」
「あたしは見たんだ百合子のラケットに細工をしようとしたところを」
「でも証拠がない。それから向こうはあすかから暴力を振るわれたって」
「私は何もしてない止めただけだ。悪いのはあいつらだろ!」
「分かっているわよ!私があなたを信じないわけないでしょ…でもあなたの対応が決して正しかったといえない。いつもいっているでしょう…すぐにカッっとなるからこんなことになるの」
「今回のことは公にしないことに話を付けたから、私達と相手が今回の試合を棄権することを条件に」
「そんなのおかしいだろこっちは何も悪くないのに棄権。みんなは納得できるのか?こんなおかしな結論を、私達仲間で正々堂々戦おうそうすれば…」
「表ざたにされたら…試合に出たいです」
「あすか!棄権します部長としてテニス部のために仲間のために」
「そんな仲間なんていらない」
ここまで来てようやくあすかの過去が明らかになりました。正義感が強いあすからしい行動だったと思うが、結局悪者にされてしまい、一緒に戦ってくれる仲間だと思っていたが、誰一人一緒に立ち上がろうとはしなかった。そのことに呆れてしまったのだ。
百合子はあすかのことを信じていたが、すぐに怒り行動してしまうことを注意していた。テニス部として試合に出たいと思う生徒がいて、今後活動に影響を及ぼす可能性があるための判断だと思うが、こんなに悔しいことはないだろう。あまりにも理不尽で納得できるものではない。
「あすからしいわね…それで生徒会長とは険悪ってわけね」
「ローラさん?どうしてあなたがここにいる?」
「今はそれどころじゃないだろ?」
「全く勝手な真似はしないであなた達も避難しなさい!私は生徒会長として」
「出たな生徒会長として…」
「言い争って場合じゃないわね」
ヌメリーは列車のヤラネーダを召喚し列車を止めようとする。ローラは百合子に見つかるが非難を優先させる。険悪ムードになるのだが、協力して残っている生徒の誘導をする。緊急停止させられて百合子が転倒し気絶する。二人は名前を呼びだっていた。
「大丈夫か?安心しろすぐにみんなを元に戻してやる」
プリキュアに変身してフラミンゴは百合子に声をかける。戦っていると、百合子はフラミンゴの必殺技を見て、あすかの面影を重ね合わせた。もしかしてプリキュアの正体はあすかなのか?
サマー達が駆けつけるのだが、ローラに何か言いたそうだった。ローラはアクアポットでやる気を取り戻し、エクセレントロピカルスタイルに変身して合体技で浄化に成功する。
物語の始まりにプリキュアになって走っていたのは、あすかの忘れ物を届けるのが目的だった。忘れ物とは枕のことで、ローラがバックに入る時に落ちてしまったのだ。
「変わらないわね枕が変わると眠れないのは」
「くるるん」
「なんでくるるんがいるんだよ」
あすかが枕をしている姿を見て百合子は声をかける。枕の下にはくるるんがいて忘れられたようだ。サマー達は来た道を走って帰るのだが、どれだけの距離を走っているのだろうか?
次回「駆けろランウェイ!さんごのファッションショー」
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