トロピカル~ジュプリキュア43話「潜り込め!深海の魔女やしき!」の感想です。バトラーの計画が実行され鯨のゼッタイヤラネーダに襲撃され、町中のやる気パワーを奪われてしまった。マーメイドアクアポットが故障してやる気をカムバックできず、キュアサマーはヤラネーダに呑み込まれてしまった。後を追いラメール達も体内へ侵入するが排出されてしまった。サマーだけがあとまわしの魔女の屋敷へ連れていかれる。
学校の生徒も家族もやる気を奪われてしまい、活動できるのはプリキュアのみ。くるるんに貝殻クッキーを渡して、ローラ達はプリキュアに変身してまなつを救出するため魔女の屋敷へ向かう。
「よし行こう魔女のやしきへ」
「まなつを助けよう」
「魔女のやしきの場所は任せてバッチリ覚えてるから、私はグランオーシャンへ行って女王様にアクアポットを直してもらってくる。私もすぐに追いかけるからまなつのこと頼んだわよ!」
潜り込め!深海の魔女やしき!
まなつは伝説のプリキュアに導かれて過去の出来事を見ていた。伝説のプリキュアが助けたのはあとまわしの魔女だった。目を覚ましたまなつは鯨の口をこじ開けて脱出に成功。グランオーシャンの時と同様でリップの効果で水中の中でも呼吸ができる。魔女を説得してやる気パワーを返してもらおうと居場所を捜す。
ローラはアクアポットを修理するためグランオーシャンへ戻り、コーラル、パパイア、フラミンゴは魔女のやしきへ向かう。女王の力で修理を開始したが直るまで時間がかかるようだ。女王はローラがプリキュアに変身した姿を見て何か考えていた。勘の鋭いローラは疑問を持っていて問いかけると、女王もプリキュアになろうとしたことがあったと語る。人魚はプリキュアになることができないはずなのに何故ローラは変身することが可能だったのか?一つの疑問が残っていた。
「あなたのその姿を見るのは始めてですね」
「人魚はプリキュアになれないはずなのに何故私はなれたの?」
「…」
「もしかして女王様も昔プリキュアになろうとしたことがあった?」
「そう…私もかつてプリキュアになろうとしたことがありました。世界の危機を救うために」
伝説のプリキュアによって世界は救われたのだが、新たな危機が訪れた。グシャノヒツギを解放しようとするならず者が現れた。やる気パワーを集めたサカズキを所持していた。ヒツギを解放される前に女王はプリキュアになろうとしたのだが、変身することができなかった。
女王はやる気パワーの入ったサカズキだけを奪い、島の洞窟に人魚のブレスレットと一緒に隠した。まなつの故郷の島で目撃されていた人魚の正体は女王だった。
「女王様は南の島のことを覚えているの?人間との記憶は消されちゃうんでしょ?」
「あの時は人間とは関わりませんでしたから…でももしかしたら自分ではそう思っているだけで、私の記憶も消されているのかもしれませんね」
「消えるのは人魚の記憶だけなの?人魚と関わった人間の記憶も消されちゃうの?」
「あなたにもいずれ分かる日がきっとくるでしょう。自らその記憶を消してしまいたいと思う日が…」
「どうして私はそんなこと想ったりしない。まなつ達のこと消したいなんて絶対にありえない。だったら伝説のプリキュアはどうなの?彼女と心を通わした人魚がいたからグランオーシャンには今も伝説として語り継がれているんじゃないの?」
「知っていた者もその記憶は消され記憶の部屋に封じ込まれた。だけどあの時伝説のプリキュアが私の目の前に現れて、全てを語ってくれました。あなたにも話しておきましょう。伝説のプリキュアの秘密を…」
人間と人魚が関わることで人魚の記憶を消されるという掟はいつから始まったのか?全てが謎だった。
魔女の場所を捜していたまなつは、厨房で食事の準備をしていたチョンギーレに声をかける。即答してしまうチョンギーレだがまなつの姿を見て何故やしきにいるのか意味不明だった。まなつは扉を開けるとそこは魔女の部屋ではなくエルダの部屋だった。
「食べるのもあとまわしなら、作るのもあとまわしでよくないか?けどそれももう少しの辛抱か」
「ねーねー?魔女の部屋は何処?」
「あ?廊下の先を左に曲がって最初の角を右」
「ありがとう」
「何故プリキュアがここに?」
「ここかな?違った」
「お前は…何故ここにいるのよ」
「ええっとあとまわあしの魔女の部屋を捜していたんだけど迷っちゃって、えへへ♡」
「えへへ♡じゃないわよ」
巨大な振動を感知してチョンギーレがバトラーに報告する。鯨から排出されたと思っていたが、サマーだけが体内に残っていたことを全員が知らなかった。やしきに侵入したプリキュアはまなつを捜索中にヌメリーに出会い戦闘開始。外へ誘導するとみんなの姿を見つけたサマーが駆けつける。
「あらあなた達どうしてここに?」
「まなつは何処?」
「まなつ?彼女もこのやしきにいるの?」
合体技ミックストロピカルでヤラネーダを浄化する。チョンギーレが鯨の超ゼッタイヤラネーダと共に攻撃を仕掛けてくる。そこにラメールが遅れて到着する。やる気パワーは全て抜き取られていることを知り、エクセレントロピカルスタイルに変身して合体技マリンビートダイナミックで浄化する。海で一番巨大な生物も一瞬で浄化してしまった。
「話せばきっと分かってもらえると思うんだ!魔女にみんなのやる気パワーを返してってお願いしようよ」
「待ていくらなんでも無茶だ」
「いえ…話してみる価値はあるかも。女王様から聞いたの伝説のプリキュアと魔女の話を。魔女にもきっと心はあるはずだって」
バトラーは魔女にやる気パワーを見せてグシャノヒツギが満タンになった。プリキュアが部屋に到着すると魔女の姿は以前よりも老化していた。そしてやる気パワーを集めて何をしようとしていたのかという目的も忘れてしまっていた。
「あなたがあとまわしの魔女?」
「お前達は誰だ?どこかであったか?思い出せない」
「思い出す必要はありません。ご覧くださいやる気パワーが遂に満タンに」
「ようやくこれで永遠のあとまわしの世界が…」
「永遠のあとまわしだなんで、なんでそんなことを?」
「それはもう知らぬ…勿論…あれ?あたしは何をあとまわしにしようとしていたのだ?とても大事なことだった気がするが何を?…」
「あとまわしの魔女!思い出しなさい」
「グシャノヒツギを解放する時です。魔女様はそこで見ていてください。私がこの世界を滅ぼして差し上げますから」
「え?世界を滅ぼす?おいちょっと待てそんなの聞いてねーぞ!」
「おや?話してませんでしたっけ?グシャノヒツギは世界を滅ぼすことによって、地球上の全ての生き物の生命エネルギーを集めるのです。ヒツギを解放した者に不老不死。つまり永遠の命をもたらすのです…」
「永遠の命があれば、あとまわしの願いも叶える」
「魔女様の願いとはいえ、流石に俺もしれは承諾し兼ねるぜ」
「おや?反抗するつもりですか?ならこうです!」
グシャノヒツギが動き出しチョンギーレ達も初めてその装置を目撃する。バトラーからヒツギを解放したらどうなるか語られる。地球上の生物を犠牲にして解放した者だけが永遠の命を得る。そのことに怒ったチョンギーレが阻止しようとすると、バトラーはチョンギーレをヤラネーダに変えてしまった。仲間を利用する非道な行動に動揺するヌメリーとエルダ。
遂にバトラーが本性を出してきた。本当に魔女のためにやろうとしていることなのか?もしかしたら自分が永遠の命を得ようとしているのではないか?チョンギーレ達も真実を知らされておらず利用されていただけだった。
次回「魔女の一番大事なこと」
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