高校生になるとアルバイトをする人も多いと思います。好きなものを買ったり、専門学校や大学に行く費用を稼いだり理由は様々です。面接に応募しますが残念ながら不採用になる人も少なくありません。何故採用されず不採用だったのか?その理由を知りたいですよね?これは私の会社にアルバイトの面接にやってきた高校生実際にあった物語です。
アルバイト面接までの流れ
- バイトする店を探して応募する。
- 連絡が来てから面接に行く。
- 面接後に採用結果が来る。
最初に仕事をする店をネットやバイト募集中の貼り紙などで見つけ出し、選んで応募します。この時に注意する条件は時給と勤務時間帯です。地域によりますが時給は¥900前後になっています。時間は法律により22:00~5:00までは働くことができないので、学校が終わり17:00~21:00までの時間帯が多いと思われます。
電話やネットで応募する時に、都合の良い日時と時間帯を伝えましょう。これで応募完了となります。基本は履歴書が必要となりますが、ネットの場合は各サイトや応募した時に確認しましょう。
面接時は私服か征服か迷う人がいると思いますが、どちらでもいいです。チャラチャラした格好でなければOKです。
アルバイト面接
私の仕事は大型スーパーみたいなところで、職種はサービス業・接客、販売になると思います。仕事は難しくはありませんが忙しい時と暇な時の差が多く、混雑知る時間帯は限られています。店長と私の会話をざっくりまとめました。
「今日の16時に高校生が面接にくるから来たら教えて」と店長に言われた。人手不足でようやく面接に応募してくれた人がいたのか。採用確定だな!これで戦力がUPするよ。と思っていたのだが面接結果は不採用だった。
「店長アルバイトの面接の子来ないんですか?」
「知らねー16時って言ったのに…」
「本当に16時って伝えたんですか?17時と聞き間違ったんじゃ?」
「俺は間違いなく16時って言ったんだ!」
「日時を間違えたんじゃないですか?確認したんですか?」
「ちょっと!なんで俺が悪いみたい言い方するの?俺が悪いんじゃねー」
30分ほど遅れて高校生のアルバイト面接希望者が来たらしく、ちょうど混雑していた時間なので姿を見ることはなかった。閉店業務を終えて帰ろうとしていた時に話を聞いた。
「店長アルバイトの子はいつから仕事に来てくれるんですか?」
「あぁ~アルバイトの子は不採用です」
「は?なんで不採用だったんですか?」
「16時に面接なのに30分も遅刻してきた!遅れると連絡もくれなかった…しかも遅れた理由も
謝罪もない!」
「せっかく応募して面接にきてくれたのに30分くらい多めに見てあげれば?」
「遅刻厳禁です!遅れると連絡をよこすのが社会人の最低限のマナーです!」
「そういえば○○店にいた社員が、開店するのに遅刻して鍵開けれなくて、全員が遅刻扱いになったことありましたよね?」
「時間を守らない人はダメなんだ!謝ることもできない奴はいらん!」
「それ以外は?」
「面接時に帽子取らなかった…」
「は?帽子…それ帽子を含めてのファッションだから」
「甘いな…面接の時くらい帽子取れよ!それに…」
「それに…それ以外もあるの?」
「この履歴書を見ろ!」
「きれいな字ですね。女子高校生だったんですね!可愛かったですか?」
「可愛いとかは関係ないんだ!履歴書のココ見ろ!」
「カワイイ方がいいに決まってるじゃないですか!そこが一番重要でしょ?」
店長が履歴書のある部分を指すと、なんと写真が貼られていないのだ。文字が汚いとか、間違っているのなら多めに見るが写真が貼られていないとなると、この履歴書は未完成の状態で提出したことになる。これはなんとも言えないな。
「遅刻する。時間守らない。理由も話さず謝ろうともしない。面接で帽子取らない奴は初めてだ。しかも履歴書の写真貼ってこない奴は社会舐めすぎてる!」
不採用の理由
- 面接時に遅刻
- 遅刻の理由を言わない
- 遅刻したことを謝罪しない
- 面接時に帽子取らない
- 履歴書の写真がない
今回アルバイト面接に応募してくれた女子高校生は残念ながら不採用となり、履歴書を郵送で送りかえすことになりました。これは私の会社の店長の意見になりますが、他の店でもこんな感じだと思いますが、面接者が不快だと感じるようなことは絶対にしないでください。
面接時に遅刻→時間を守らない→信用できない。
遅刻の理由→ほうれんそう(報告、連絡、相談)ができない可能性あり。
遅刻の謝罪ない→ごめんなさいもできない人は素直じゃない。
帽子取らない→取った方がいいそうです。
未完成は履歴書→文字はていねいにきれいに書いて、志望動機は何故アルバイトをするのか?何故この仕事を選んだのか?を書いてください。写真は必ず貼ってください。
店長は今の高校生って社会なめすぎてると言っていましたが、少しくらいゆるくしないと誰も続かないと思います。だってゆとり教育世代で育った小学生たちが高校生になり、ここから大人になるんだ。厳しすぎたら辞めるし、楽しくやらないと…甘い考えの私です(*^▽^*)
その後の展開
数日後に驚きの展開があったんです…それは不採用だった女子高校生の保護から電話がかかってきたんですね。なんで電話してきたのか?不採用の理由のお問い合わせだったので、店長不在の為、私はありのままをお伝えしました。
「すみません。先日バイトの面接不採用だった○○の母ですが…」
「バイトの面接不採用の…どうしましたか?」
「どうして不採用だったのでしょうか?実は他のバイトも全部ダメったんですよ。理由を尋ねたところ教えてくれなかったので、よろしければ不採用の理由をお聞かせ願いますか?」
「店長は公休となっているので私が聞いた話でもよろしいですか?」
「はい!お願いします」
「面接が16時からだったのですが、30分遅刻して連絡もよこさず」
「え(;´Д`)遅刻したんですか?連絡もせず…」
「それに理由を聞いても答えず謝りもしなかったそうです」
「え(;´Д`)謝らなかったんですか?」
「それと面接時に帽子を取らなかったことを気にしていました」
「!!(;´Д`)帽子つけてんですか?」
「後は履歴書なんですけど写真貼ってなかったそうなんです。実は店の通りに写真撮影してくれる機械があるんですけど、そこに写真作れるのになんで貼ってこないんだと店長が言ってました…」
「はう!(;´Д`)履歴書に写真貼ってなかったんですか?」
「おそらく指摘する部分があるので、他の面接でも同じような感じかと思いますが…これに注意すればきっと採用になると思いますよ。後は履歴書の文字がとてもきれいでした(*^▽^*)」
「どうもありがとうございました(*´Д`)」
お母さんはしっかりしてそうな人で言葉使いも丁寧で優しく感じましたが、正直驚いていた様子でした。自分の子供がダメダメすぎて言葉が出なくなっていました。履歴書の写真は面接に応募して不採用で郵送されず処分されすぎて、次に使う写真が無かったと考えられますね。たまに面接にくる高校生がいますけど、なんかねしっかりしていない人が増えている感じます。まさか保護者が電話してくるとは思いませんでしたね。
コメントを残す