ハヤテのごとく!!10話感想「プレゼントの行方」西沢歩とデート

綾崎ハヤテ

西沢はハヤテと初めて出会った夢を見ていた。それは1年前の4月、自転車で坂道を爆走しているとブレーキが壊れていて止まれなくなった。事故に遭いそうな瞬間に助けてくれたのはハヤテだった。小動物のように抱きかかえられた姿がめっちゃかわいい。

「ブレーキが壊れてるんじゃないかな?止まらないんじゃないかな?死んだ…」

「自転車はちゃんと整備していなと危ないですよ」

プレゼントの行方

西沢歩綾崎ハヤテ

ハヤテは3月3日のヒナギクの誕生日に何を贈ろうか考えていた。参考としてマリアにプレゼントされるとしたら何が欲しいのか?何が欲しいのか?相談を持ち掛けるのだが、マリアを不快にさせてしまい逃げるのだった。

「2月も終わりですし、春服とかは欲しいかもですね」

「え?マリアさんもそういうのに興味が?」

「もしかして好きな子ができて気を引きたいとか?私だって女の子なんですからね」

街に出掛けて服をプレゼントしようとするが高額すぎて手が出せなかった。同い年の女友達でもいればと悩んでいると西沢に遭遇した。アドバイスをくれる普通の女の子が目の前にいるじゃないか。マリアよりいいアドバイスをくれるだろうと思っていたのだが、バレンタインであんなことが恥ずかしがっていたところを生徒会三人娘に見られていた。

「隅に置けないなデートか?」

「ヒナギクさんの誕生日プレゼントを買いに…」

「ヒナの誕生日プレゼント?ちなみに私の誕生日は9月9日」

「ところでそっちのかわいい女の子は?」

「西沢歩さんと言って前の学校のクラスメイトで」

「じゃあお友達も来たみたいだし私はこれで失礼するね」

「追わないのか?でないと怪我人が出るぞ!」

西沢歩西沢歩

互いに自己紹介をすると照れた西沢は自転車に乗り帰ろうとする。ブレーキがまた故障してしまい坂道を激走するのだハヤテが顔で受け止めて停止することができた、西沢はマウンテンバイクの運転が少し上手くなっていた。

「前にも言いましたけど、ちゃんと整備しておかないと」

「ごめん…初めて会った時のこと覚えててくれたんだね」

ハヤテは自転車屋さんで工具を借りて修理をしてあげる。みんなでヒナのプレゼント選びをするために行動開始する。薫先生は補習をしていたのだが、雪路がやると勉強ではなく野球したりしているからと自分が引き受けたようだ。落第させるわけにいかないと逃走した三人娘に勉強を教えるようにヒナギクにお願いする。

桂ヒナギク桂ヒナギク

ヒナギクは街で三人娘を捜そうとしていると、ハヤテたちを見つけて思わず隠れてしまった。話を聞いていると自分のプレゼントを選んでくれていることを知った。みんなでいろんな意見が飛び合うが悪気はなくとも自分が馬鹿にされていると思い怒っていた。ハヤテと西沢、三人娘に分かれて行動する。

「え?私のプレゼント?まさか誕生日の…」

「僕かわいいぬいぐるみとかいいと思うんですよ。ヒナギクさん子供っぽいところあるじゃないですか」

「花とかどう?バラなんていいんじゃない?」

「意外とうっかり者だからトゲで怪我しちゃうかもだぞ」

「ゲームとかどうだ?」

「無理だきっとすぐ壊す」

「それならやっぱり服とか貴金属とかいいんじゃないかな?」

「サッカーボールとか喜ぶんじゃないか?あれで実質男の子みたいなもんだし」

「誰が実質男の子ですって!」

ハヤテがにヒナギクをプレゼント選びと言いつつ、西沢とデートしていると話を聞くと、ヒナギクは気になってしまうのだが、そこを美希は見逃さなかった。

西沢はハヤテとデートしているような感じになりとてもうれしかったのだが、いつまでも幸せは時間が続くはずがなく大爆笑のオチがあると思っていた。ハヤテにソフトクリームをごちそうになり話を振るのだが、バレンタインのお返しの話になり、あのことを思い出して気まずくなってしまった。

桂ヒナギク西沢歩

「こうして二人で話すの久しぶりですね。西沢さんへのお返しもどうしていいか」

「え?お返し…」

「バレンタインのチョコのお返しを…すみません僕でデリカシーなくて…僕女の子にあんなこと言われたことなかったから」

「そんなこと言ったら私だって…あんなことハヤテ君以外の人に言ったことないし」

西沢はソフトクリームが手に付いたと洗ってくると言いながらその場を去る。迷惑で嫌われていると勘違いしてお互い上手くいかなかったのだが、その様子をヒナギクと三人娘に見られていた。ハヤテは幼稚園の時に付き合っていた彼女の言葉を信じて生きていた。

「分からんな…あんなにカワイイ子にあんなに好かれてハヤ太君は何が不満なんだ」

「みなさんなんですか?ヒナギクさんまで」

「道の真ん中でクラスメイトがラブコメ展開してたらそりゃ気になるよ」

「僕は西沢さんのこと嫌いじゃないんです。好きだって言われたこともうれしかったですし、一緒の高校に通っていた時もいっぱいお世話になってて感謝してて…だけど女の子と付き合う資格がないんです」

「どうして?」

「僕には女の子を養う甲斐性が無いから」

「いつの時代の話なの?」

「男が女の子とちゃんとお付き合いしたいなら、一生面倒を見る甲斐性を持てって前の彼女に言われたんです!」

「は?彼女がいたのハヤ太君?」

「幼稚園の頃の話ですよ…」

女の子と本当に付き合いたいなら強くなりなさい

そして誰よりも優しくなりなさい

さらにその子を一生金銭面で苦労させないくらい甲斐性を持ちなさい

それができない男に女の子と付き合うしかくはない

 

その話を西沢は聞いていて嫌われているわけではなかったと安心するのだった。ハヤテの元カノが誰なのかというと原作参照。

マリアの誕生日

マリア三千院ナギ

ハヤテは三千院家に帰るとヒナギクの誕生日プレゼントを買っていたことをナギに報告する。すると怒り出してしまったナギに髪留めを渡してごまかそうとするのだが、ごまかしきれなかった。

「安物だからお気に召さないかもしれませんけど」

「そんなことはないぞ…欲しいものとプレゼントは違う。高いか安いからではなく大事なのは相手の心だ。どれだけ相手のことを考えているかという…ありがとう大切にする。それはそれとしてヒナギクのプレゼントの件だが」

マリアにもヒナギクのプレゼントのことを話すのだが、マリアの誕生日を聞くとお風呂の準備をするとごまかされてしまった。17歳でメイドをしているのはもしかすると事情があるのかもしれない。そして誕生日と関係があるのではないかと地雷を踏んでしまったのではないかと不安になる。そこに神父が現れ土下座を勧められた。マリアに謝罪しようと屋敷を捜すとゴキブリを銜えたシラヌイに驚いてマリアはハヤテに抱きついた。

「マリアさんの誕生日聞いちゃいけなかったのかなって」

「私の誕生日は一応12月24日ってことになってますし」

マリアは戸籍上は残っているが、誕生日どころか自分の本当の名前も両親の顔も知らなかったのである。これはハヤテの両親よりも酷い扱いを受けていたことが明らかになった。捨てられてしまった可能性が高いのだが、こんなに美人で能力も高いとなるとそれなりの人との間にできた子供である。

「子供っぽすぎましたか?いらないなら僕」

「ハヤテ君が初めてくれたプレゼントですから大切にします。ヒナギクさんのプレゼントのついでにこれなら12月24日は一体何をプレゼントしてくれるんですかね?」

「任せてください12月24日クリスマスイブにはもっと素敵な何かを必ずプレゼントしてみせます」

「ではサンタさんより素敵なプレゼントをしてくださいね約束ですよ」

ハヤテはマリアにウサギのぬいぐるみを渡す。ナギだけではなくマリアにもプレゼントを買ってきていた。クリスマスイブに素敵なプレゼントを贈ると約束しマリアはものすごい笑顔になる。ナギも髪留めをつけて喜ぶのだが、マリアはぬいぐるみがどんなキャラなのかTVで知ると「地獄から来た暗殺者さ今日も元気に抹殺だぁ!」かわいいキャラではなかった。

次回「ヒナ祭りの頃に」

 

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