トロピカル~ジュプリキュア45話「やる気大決戦!輝けトロピカルパラダイス」の感想です。あとまわしの魔女が伝説のプリキュア、キュアオアシスと再会を果たして想いを伝えることができました。ずっとあとまわしにしてきた友達になりたいという願いを叶えて姿を消しました。
バトラーは魔女の意志を継いで自らヤラネーダに変身する。チョンギーレ達もやる気を奪われ、プリキュア達は攻撃を受けて変身が解除されてしまう。グシャノヒツギが解放されてしまうギリギリの状態。
あおぞら市では全ての人のやる気が奪われたわけではなく、百合子や水族館の館長、まなつの母など一部の人間には意識があった。百合子は残った生徒をまとめ避難誘導を優先する。あすかがこの状況をなんとかしてくれると信じていた。
プリキュアVSバトラー
「やる気パワー最後の一杯を頂きましょう」
「そうはいかない」
「いだだきましょう…あなた達のやる気パワーを…」
「止めとけバトラー…もう止めとけよ」
「魔女様はそんなこと望んでいないと思うわ」
「そうだよ」
「俺達は奪われるくらいのやる気パワーを最初から持ってねーからな」
「裏切るおつもりですか?」
「先に裏切ったのはバトラーじゃん!願いが叶うなんて嘘ついてさ」
「裏切るなんてズルいことは大人のすることですよ。エルダちゃんはずっと子供でいたいんでしょ?」
「そうだよ…でもこれがエルダが今一番やりたいことだから受け取りなさい」
「ありがとう」
バトラーは魔女の僕であったコワスンダーを召喚して攻撃を仕掛けようとするのだが、やる気パワーを奪われたチョンギーレ、ヌメリー、エルダがバトラーを説得する。奪われるほどのやる気パワーを持っていなかったのですぐに回復したようだ。エルダはまなつが落としたトロピカルパクトを拾い投げた。
「世界は滅びてしまうのですから」
「そんなことは絶対にさせない!人のトロピカったやる気をそんなことに使うなんて許さない」
「今度こそみんなのやる気パワーを返してもらう」
「かったりーが今日のところはしょうがねえ」
「こいつらは任せて」
「本当面倒だけど…」
「行けプリキュア」
プリキュアに変身して戦闘開始。先制攻撃を撃ったのはチョンギーレだった。エルダとヌメリーも続きコワスンダーを足止めする。敵勢力との熱い共同戦線が始まった。ものすごく分かりにくいがフラミンゴ投げキッスしているのがポイント。
バトラーに一斉に飛び込みコーラルがシールドで攻撃を受け止め、パパイアがビーム発射。フラミンゴは岩を持ち上げて投げ飛ばし、サマーが下からパンチを撃ち込み、ラメールが上からキックでダメージを与える。合体技マリンビートダイナミックを発動するのだが、無効化されて反撃を受ける。
「マリンビートダイナミックが効かない…プリキュアオーシャンバブルシャワー」
「無駄です。これで終わりだ消えろ!一筋の光も届かない暗い海の底で朽果てるがいい」
ラメールが必殺技を発動されるが効果はなく、バトラーのパンチ炸裂する。コーラルが4層のシールドを展開して援護防御に入るが、岩に押しつぶされる。サマーとフラミンゴも必殺技を発動されるが弾き飛ばされ、パパイアは不発のまま倒されてしまう。最後にビームを発射され直撃の寸前でコーラルが再びシールドを展開して、ダメージを最小限に抑えるのだが海の底まで落とされてしまう。
みんなは目を覚ますのだが暗くて何も見えずにいた。サマーの声でパパイアはビームを発射してライトのように明るく照らす。こういう使用方法があったとは。このまなつはパパイアのライト仕組みを演劇の舞台で使用してみようと提案する。
「そうだこういうライト劇でも使おうよ」
「屋外で明るいからよく見えないと思う」
「その辺の見せ方も決めないとな」
「こんなところで終わりにしない。みんなのやる気パワーを絶対に取り戻す」
「トロフェスこのままやらずに終わらせられないもんね」
「他にもたくさんある。高校に行ってまたテニスを初めて」
「もっとたくさんの可愛いをみんなに届けて」
「もっといろんな物語を紡いで」
「みんなで名一杯トロピカれる街を取り戻す!それが私達の今一番の大事なこと」
輝けトロピカルパラダイス
プリキュアのやる気が頂点に達してランドハートクルリングとマリンハートクルリングを同時に使用して象と鮫を大量に召喚すると、バックに巨大なキュアオアシスの姿が。象と鮫が連続で攻撃しオアシスの手でパチンと潰され浄化する。
「5つの力!世界にドカンとトロピカれ」
「ううううフィーバー」
「プリキュアスーパートロピカルパラダイス」
「はいはいはいはい」
「victory」
なんだこの合体技は…トロプリらしい合体技で決着をつけました。ラストに強化フォーム出るかなと思いましたが、エクセレントロピカルスタイルでもなく通常のスタイルでした。はいはいはいはいって意味わかんねー(笑)
諦めの悪いバトラーはチョンギーレ達の説得を聞かず、最後に自分のやる気をグシャノヒツギに注いで解放させた。世界各地で謎の天平地異が発生する。くるるんが助けに来るかと思ったのだが登場しませんでした。グランオーシャンの女王が駆けつけ、ラメールにマーメイドアクアポットを渡す。
「かくなる上は最後の手段…グシャノヒツギを捧げましょう私のやる気パワーを世界を滅びてしまえ」
「やる気パワーウルトラスーパーアメイジングカムバーック」
ラメールはポットを使いやる気を回収するのだが、今まで集めた膨大なやる気の為、みんなでラメールを支える。全てのやる気を回収するとグシャノヒツギが壊れ魔女の城も崩壊する。グランオーシャンに避難し、ラメールはみんなにやる気パワーを戻す。最後にまなつの母の元にくるるんが飛び出し、遂にグランオーシャンが復活した。
「めんどくさい…世界の破壊とかもうどうでもいいです…」
「早く返してあげよう」
「いやちょっと待て」
「確かにこのままの方がいいわね」
「戻したらまた変なことしちゃうよ」
「じゃあこのやる気パワーどうしよう?」
「私が預かりましょう」
アクアポットからコロッと落ちてきたカケラはバトラーのやる気パワーだった。戻したらまた悪だくみする可能性があるため、バトラーのやる気だけは戻さないで女王様が預かることになった。しかしサマーが触れるとカケラが消滅してしまった。
「ありがとうな…色々迷惑かけてすまなかったな…」
「ごめんね」
「バイバイ」
「いつかあのおじさん達もみんなと一緒にトロピカれるといいね」
チョンギーレ達は海に帰り一件落着した。トロフェスのスケジュールが遅れてしまったため、気合を入れるトロピカる部。まなつとローラは発声練習をしていると明日のプログラムやら何やら相談ごとが多くてみんなに頼りにされていた。
「ねえあすか…あすかたちは世界を救ってくれたの?」
「そんなわけないだろ?」
百合子はあすかに本当のことを聞きたかったのだが、とぼけて隠し通した。トロピカる部は学校に泊ることになり、先生が寝袋を用意し、まなつとさんごの母がメロンパンの差し入れを持ってきた。あすかの卒業を控えて寂しくなるのだが、後輩が入部してきたら先輩になれると喜ぶ。ローラのメロンパンから当たりの紙が出てきた。
「当たりなんてあったんだ」
「縁起がいいな」
「これで明日の演技もきっと完璧」
「何?みのりん先輩」
「今のは縁起がいいのと演技をかけたダジャレですよね?」
「説明しなくていい…」
みんなは寝袋に入って寝るのだが、深夜まなつが目を覚ますと隣にいるはずのローラの姿がなかった。ローラは女王様からの連絡を受けて今後どうするか悩んでいた。やる気を取り戻したグランオーシャンは新しい海に明日旅立つことになった。
ローラは女王候補としての役割を果たしたため、正式に次期女王として指名されることになった。ローラの夢が叶うことになるのだが、まなつ達と別れなければならない。女王になる決心が出来たら明日の出発までこの場所に戻ること。
もう一つの道は、女王になることを辞退して人間としてこの世界に残ることも許された。ローラは女王の道を選ぶのか?それとも人間としてみんなとこの世界に残るのか?まなつはその話を後ろで聴いていた。
「そんな明日だなんて…」
「グランオーシャンはこれから新しい海に旅立ちます…その出発の日が明日なのです。あなたはよく頑張りました。女王候補としての役目を立派に果たしグランオーシャンを守った。その功績によりあなたを正式に次期女王に指名します」
「私が女王に正式に…」
「女王になる決心がついたら明日の出発までにここに戻って来なさい。けどもし、このまま人間の世界で友達と一緒に暮らしたいのならそれも構いません。女王の座を辞退して、ずっと人間の世界に留まるのもいいでしょう。ローラ決めるのはあなたです」
- グランオーシャンの女王になる
- 人間の世界に残る
感動の最終回…ローラの選ぶ道は?
次回「トロピカれ!わたしたちの今」
拝啓
いったんはまなつと別れる。
しかしひょっこり帰ってきてこう言う。
「私は人魚の女王にはならない。まなつと一緒に人間界で暮らす。」