スマイルプリキュア40話「熱血!あかねの宝さがし人生」の感想です。あかねは今日もバレーの練習に励んでいる。あかねが教室に入ってくるとみゆき達は慌ただしく、何かをしていた様子。感の鋭いあかねは自分に隠し事をしているのでは?と疑うのだが、みゆきの指は絆創膏だらけだった。きっと料理か何かで失敗したのだろうと思われ、なんとかごまかすことができた。
「おはよう」
「!…あかねちゃんおはよう…」
「なんや?うちに隠し事?」
「違うよあかねちゃん」
「みゆき…指どうしたの?」
「なんでもないよ」
熱血!あかねの宝さがし人生
ウルフルンはジョーカーに呼び出された。失敗ばかりでプリキュアを倒すことができないため、最後の警告にやってきた。プリキュアの色のカードを差し出すと赤のカードを選んだ。ターゲットをキュアサニーに絞り、決着を付けようと人間界へ向かう。
「ジョーカー何の用だ?こんなところに呼び出しやがって」
「あなた自分が今どんな状況か分かっていないようですね…あなた方は誰もプリキュアを倒せない…ピエーロ様はお怒りです」
「そっちこそ、いつになったらピエーロ様は復活するんだ?ピエーロ様って一体なん」
「ウルフルンさん…あなた昔に戻りたいんですか?これが最後のチャンスです」
「キュアサニーですか?」
「あいつには因縁があるからな」
「キュアサニーお前の全てをぶち壊してやる」
校内の芸術コンクールのテーマは「私の宝物」に決定しました。みんなの宝物はなんですか?あかねは自分の宝物がないので何か探そうとする。みゆきはシンデレラの絵本、やよいは太陽マンとのツーショット写真、なおはスパイク、れいかは家宝の掛け軸。宝物とは何なのか?その人にとって大事な物や自慢の物それぞれ違う。
「きっとワクワクして絶対に無くししたくない物じゃないかな?」
「あかねちゃんなら好きな物たくさんあるから、きっとすぐ見つかるよ」
「うちの好きなもんか…燃えてきたで」
バレーの練習をしていると、やよいがバレーボールをスケッチしていた。あかねにとっての宝物はバレーなのか。それともお好み焼きのお店か?そこに英語の手紙が届いた。みゆき達はあかねの家にやってきてブライアンからの手紙を読む。
「ああああ!ここにlikeって書いてあるよ」
「likeって好きって意味だよね?」
「愛の告白?」
「この場合だと…あかねさんの笑顔は太陽のようだという意味になるかと…」
みんなは手紙の内容を勝手に勘違いして盛り上がるのだが、れいかが日本語にする。やよいはにやけながら、あかねを冷やかす。あかねは好きな物や大事な物はたくさんがるが、自分の宝物が何か見つかっていなかった。
夜になり帰ろうとすると、明日の試合を頑張れるようにと、みゆきは手作りのマスコットをあかねに渡した。あかねは喜びみゆきに抱きつく、みゆきの指が絆創膏だらけだったのは、苦手な裁縫を頑張ったからである。
みゆきの提案で、あかねのためにお守りを作ろうとしてくれたのだ。
「あかねちゃん今日ね、実はこれを渡そうと思って来たの」
「みんなが作ってくれたん?もしかしてみゆきの手」
「私お裁縫とか下手だから」
「めっちゃうれしいやん!めっちゃ幸せやわ~ほんまにほんまにおおきに」
「宝物見つかった。この人形うちの宝物にする」
やよいがデザインして、れいかが生地を選び、なおに裁縫を習ってみゆきが仕上げた。あかねの宝物がようやく見つかった。部屋のベットに横たわり人形を見ていると、縫い目が雑な部分があった。きっとみゆきが作ったところで、真っすぐな箇所はなおかれいかがやったのだろう。やよいがバレーボールをスケッチしていたのはこのためだった。
サニーVSウルフルン
バレーの試合会場へ向かおうとしていたあかねをウルフルンは待ち構えていた。
「待ってたぜキュアサニー」
「何しに来たんや?」
「てめえと一対一で決着を付けに来たんだ」
「てめえの大切なものを全部ぶち壊してやる覚悟しろ」
ウルフルンはバットエンド空間を作り、ハイパーアカンベェを召喚してサニーに戦いを仕掛ける。序盤でバレーボールのアカンベェが登場したのだが、今回も同じバレーボールである。ウルフルンはサニーの大事な物を使い倒そうと計画していた。
互いに拳がぶつかり合うが、力負けしてしまい連続パンチでサニーが追い込まれる。みゆき達はバッドエンド空間を見つけ、あかねの元へ走る。ウルフルンはあかねの人形を握り潰して壊してしまった。糸が切れて生地の間から綿が飛び出てぐちゃぐちゃに。
「てめぇたちのやること全部がむかつくんだよ!」
「何だこれ?」
「うちの宝物や」
「こんなちゃっちぃ人形がか?」
「本当にてめぇらくだらねえ…言っただろう…全部ぶっ壊してやるってよぉ」
「やめろぉぉぉぉ」
「こんなちんけなもんが宝物なんて笑っちまうぜ」
「プリキュアも一人ずつなら楽勝だ。次はキュアハッピー」
自分の宝物が一瞬で壊されてしまったことに絶望するサニー。このくらいの破損なら新しく作り直せるのだが、ウルフルンはとどめに踏みつぶす。みんなまとめて倒すのではなく、個々に撃破していけば勝てると悟ったウルフルン。今までの敗因はそこにあると学習できた。
次のターゲットはハッピーであると口にしてその場を去ろうとするウルフルンにサニーは声をかける。みゆきがいなくなったことを考えてしまい、身体の震えが止まらなくなってしまった。
「絶対あかん…絶対…待たんかい!行かせへん」
「なんだまだやる気か?てめぇは負けたんだ、大人しくおねんねしてろ」
「やっと分かったんや!うちのほんまもんの宝物が、バレーもお好み焼きもうちの大切なもんに全部繋がっておった。みんながおるからうちは、自分の好きなもんに一生懸命になれたんや!」
「一人で何もできねー弱虫やろうが、偉そうに語ってんじゃねーよ」
「みんながおったらどんな時でも、100倍も1000倍も力が湧いてくるんや!うちの一番の宝もんや!」
「絶対に無くしとうないうちの宝もん絶対に壊さへん」
ボコボコにされてしまっても立ち上がるサニーは、本当の宝物に気が付いて覚醒する。燃え上がる炎を身に纏いウルフルンを圧倒する。新しい必殺技プリキュアサニーファイヤーバーニングを発動させる。
上空から炎を叩き込みウルフルンを地上に落下させるのだが、浄化されていなかった。反撃のビームを発射され直撃する瞬間にハッピー達が駆けつける。プリンセスフォームに変身して合体技ロイヤルレインボーバーストで浄化する。
「負けた…いったいどうなっちまうんだ…クッ…」
あかねはマスコットを壊されてしまったことを報告すると、みゆきはもっと上手に作ろうとするのだが、本当に大事なものを見つけるきっかけをくれた壊れた人形をこのままの姿にするのだった。
「無くす前に気づけて良かった。見つかったんやうちの自慢の宝もん!それはうちだけの秘密や」
次回「私がマンガ家!やよいがえがく将来の夢」
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