恐怖体験!本当にあった怖い話「知らない番号からの電話が来た」

電話

これは実際に体験した怖い話です。

面接して採用されて実際仕事すると業務内容が違くて「話が違うじゃないか」と思う人は少なくない。今の仕事が求人票に記載していた内容と違うので、数ヶ月我慢していたが全然楽しくないので、新しく転職しようと思っていました。

転職

ハロワやネットの求人を見てもこれと言ってやりたい仕事は見つからなかったのだが、今の仕事辞めたいし、無職になるわけにはいかないので、これならいいかな?と思い応募しました。面接はいいけど筆記試験は面倒だな…もし書類選考通過したら試験会場が遠い車で90分かかる距離だ。勤務地は車で40分なのに…

  • 書類選考
  • 面接
  • 筆記試験

 

書類選考が通過して電話が来ました。面接は随時行うと言われ日時を確認しました。通過して喜ぶべきなのだが、自分の休みをゆっくり過ごしたいなと思う自分もいて、しかも気温が高く暑い…面倒になってきた。

現地到着したが本社は大きいみたいで従業員がたくさんいて、きちんと挨拶してくれました。当たり前のことだがちゃんと教育できているみたいです。部屋に案内されるとそこには20人ほどが面接にやってきていた。え?(;´Д`)こんなにいるの?採用されるのは確か2人だから10%か?…これでは無理そうだなと希望は薄れて、明日からあの会社で仕事しないといけないのか…と頭の中では既に面接や試験のことは考えず、仕事の段取りを考えていた( ゚Д゚)

11:00~開始して筆記試験は全然分かりませんでした。それに作文でテーマが「好きなこと」なのだが私の好きなことってプリキュア、魔法少女リリカルなのは…いやいやこれは書けないでしょう。趣味でなら書けますよ!原稿用紙何枚でも書けますよ。でもこれは転職をするための試験でアニメのことはできないでしょう(>_<)

面接の時間になり色々質問されて、ハキハキ答えることができた。面接官は偉そうな顔していたが、話をしているとそんなに悪そうな人ではなかった。どこに行っても必ず聞かれることがある。

前の会社なんで辞めたんですか?退社理由を教えてください。

 

辞めた理由か…それは…

給料が低すぎて生活ギリギリ。そのうえ薬品(劇物)使いため危険で、免許も持ってないのに薬品出庫したり投入したりしていいと言われ、機械を操作しているが古くてメンテナンスなどしてくれる業者もいないし、さらに教えてくれたのは40過ぎで、何言ってるか全然言葉が通じない宇宙人だからです!

 

…なんて本当のこと言えないしな…給料が低いためくらいしか言えないな。ちなみに宇宙人とは子供の頃に高熱を発し、おかしくなった聴覚障害者です。耳が聴こえにくいため声も上手く発せないんです。この会社ではよく扱われていないらしく、怒って帰ることもあった。

「あわわあわわあわわ」を通訳すると「これはこうやってこうする」です。「ちょっと何言ってるか分かんない」サンドウィッチマンの台詞が出そうになる。全然聞き取れないし複雑なこと教えるんだから普通の人に教えてもらいたいのだができなかった。

なんかこの求人に応募して面接してるけど、求人内容と面接時に言われた業務内容が違っていて、またか…なんで記載内容が違うのばかりなんだよ。「どうやらここも俺の世界じゃない」とディケイドのようなセリフを言いたくなった。

転職をするため面接、筆記試験を受けに来たのだが、もうこの仕事はしたくない。「なんだかなぁ~」と佐天さんの台詞を言ってしまったが、早く家に帰ってゆっくり過ごそう。ここまでが転職しようと思ったが結局記載内容を異なっていてハズレだったという普通の出来事です。どこが怖い話なのかって?怖い話なのかここからです。

怖い話

家に無事帰ると11:00頃に変な電話があったと母から言われた。どうやら私の名前を知っている人が電話をかけてきたようだが市外局番が同じで隣の隣町からだが知らない番号だった。

電話が混線しているような感じで遠くからかけてきてるみたいに、聞こえづらくゴモゴモ言って電話がきれたそうだ。ちょっと気持ち悪い感じで変な電話だったそうだ。

○○さんいますか?

 

今出掛けてますけど、どちら様ですか?

 

渡辺…

 

渡辺と名乗っていたが渡辺とは中学の同級生に1人いたが、高校は違うし社会人になってからも付き合いはない。何か用があったのかな?必要ならまた連絡してくるだろうと気にしなかった。母の実家の地域だったのだが渡辺と言う人は知らなかった。

夜になり夕食を食べてお風呂から上がった後にソファーに座っていると、鳥肌が立って急に亡くなった祖父のことを思い出した。母の父で亡くなってしばらくなるが戦争を経験していて、行動力のある人で幼い頃に遊んでもらったこともある。毎年墓参りに行っていた。

仕事が嫌で辞めたい。仕事したくないと思っていたし、11:00から試験だったことも考えると、電話してきたのも同じ時間帯だし、もしかしたら心配して電話くれたのかな?と考えるようになった。

電話してきたの…おじいちゃんだ…

 

私は母に一言伝えて自分の部屋でゴロンと寝て、おじいちゃんとの思い出を振り返っていた。すると数分後1階から母の悲鳴が聞こえてた。何事かと思ったが母は慌てた様子で階段を上がってきてドアを開ける。涙を流し手には電話帳が握られていた。

どうしたの?

 

電話帳の住所見て!あなたさっき変なこと言ってたから、気になって電話番号調べたの…そしたらこの住所!
お母さんの実家の隣の家なの!

 

なんと電話かけてきた電話番号を調べてみると、住所が母が暮らしていた実家の隣の家からの電話だった。その家に住んでいる人は渡辺で二人暮らしだが、母が嫁として今の家にいることも知らないし、私の名前など分かるはずもない。おじいちゃんは生きている時に、隣の家によく遊びに行っていた。

翌日、母は実家に電話をかける。実家には母の兄とその家族が住んでいる。昨日の出来事を話すと間違ってかけたのではないかと信用されなかったのだが、じゃあ名前を知っていることはどうやって説明するのか?

隣の家に電話かけたか?と聞きに行くと電話していないし、名前も知らなかった。

じゃあ?電話は誰がかけてきたのだろうか?もしその電話に私が出ていたらどうなったのだろうか?天国に近いうちに引っ張られるのだろうか?

面接に行った会社は不採用になったが心の中では良かったと一安心していました。数ヶ月後に転職が決まり採用された会社で楽しく仕事をしています。おじいちゃんありがとう…(#^.^#)

電話の着信履歴は今でも残っている…

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