トロピカル~ジュプリキュア36話「来たよ!人魚の国グランオーシャン」の感想です。まなつは戦っている夢を見る。とても辛くて悲しい悪夢から悲鳴を上げて目を覚ますとローラに注意される。夢の内容を説明しようとすると、マーメイドアクアポットからトロピカルハートドレッサーが出てきて、グランオーシャンの女王から連絡があった。
「うるさいわよまなつ」
「今私…」
「ローラそこにいますか?」
来たよ!人魚の国グランオーシャン
女王からの内容をまとめると、グランオーシャンのみんなが回復してきたため、ドレッサーを通して連絡が可能になり、頑張っているローラとプリキュアのみんなはグランオーシャンへ招待される。みのりは想像を膨らまして、ローラの故郷へ向かうことになる。
「ちょっと待ってローラ、女王様から連絡が来たってそんなことできたのか?」
「グランオーシャンのみんなが回復してきたから連絡できるようになったんだって」
「プリキュアのみんなを連れてグランオーシャンに帰ってきなさいって」
「一度行ってみたかったんだローラの故郷」
プリキュアに変身して海中を進み、魔法の渦巻きがグランオーシャンを守っている。くるるんとローラだけが渦を越える道を開くことができる。渦を抜けるとグランオーシャンに辿り着いた。船に乗り住人に歓迎され女王の元へやってきた。
「さぁ行こうグランオーシャンへ」
「この渦巻きが魔法の力でグランオーシャンを守っているの」
「海の妖精と人魚だけが、この渦を通り抜ける道を作ることができるのよ」
「めちゃくちゃトロピカってる」
リップがあれば変身を解除しても呼吸することができる。まなつは水泳の授業でも使えるのか試そうと考えるが、みのりはグランオーシャンの内部だけの可能性があるので、使用しないほうがいいと止める。
「女王様ただいま」
「おかえりさないローラ。ようこそグランオーシャンへ」
「初めまして、私は夏海まなつ女王様のお名前は?」
「…」
「どうしたの?」
「ちょっとまなつ…」
「…無礼」
「そうよ女王様は女王様だもん…そうでしょ?」
まなつは女王様に対して馴れ馴れしい感じだが、女王は気にしていなかった。それぞれが自己紹介をして感謝の気持ちを伝えあう。ローラは褒められてデレデレ、くるるんも喜んでいるのだが、撫でてくれないことに疑問を抱いていた。
「改めて初めまして、私がグランオーシャンの女王です。皆さんの活躍にはいつも感謝していますよ。ありがとう」
「私達の方こそプリキュアになれてよかったです。おかげですっごくトロピカれるようになれました」
「ありがとね女王様」
「あなたも頑張っていてくれますねローラ」
「別にそれほどでもあるけど」
「あなたもねくるるん」
高級感あるごちそうを用意され幸せな時間を過ごす。女王がプリキュアを招待したのには理由があった。大地のリングに対なる海のリングが存在している。そのリングはグランオーシャンのどこかに隠されている。発見することができればプリキュアがパワーアップすることができる。探索することが本来の目的であった。
「言い伝えによれば海のリングは大地のリングに反応するようです」
「ならちょうどいいわ。海のリングを探しながらみんなでグランオーシャンを見て回りましょうよ」
ローラはみんなにグランオーシャンを案内しながら海のリングの探索に出掛ける。ローラのお気に入りの場所、シャボンフラワーの花園に案内する。この花のみは、くるるんの大好物貝殻クッキーの原料となっている。南の島でブレスレットを発見した時の練り香水は、シャボンフラワーの香りだと知る。
「他にも人魚はいたけど、ローラのお父さんとかお母さんとかは?」
「人魚は人間みたいに親から産まれるわけじゃないの!大きな貝の中から産まれるのよ」
何?人魚は貝から産まれるの(*’▽’)まなつは夢で見た伝説のプリキュアのことを話す。大地のリングの時と同様に、海のリングにも関係があるかもしれない。くるるんは女王様を捜していると、とんでもないことに気が付く。
女王様の正体
ローラは海のリングを発見できなかったことと、まなつが夢で見た伝説のプリキュアのことを話すのだが、女王の態度や言葉に違和感を覚えた。
「リングは見つかりましたか?」
「ところでくるるんは?」
「さぁ?」
「これをくるるんにプレゼントしようと思って」
「なんですそれは?そんな汚いみもペットの話もどうでもいいのです。それよりリングです。ちゃんと探したのですか?仕方ないですね大地のリングとコンパクトを渡して下さい。一時的にパワーアップして探しやすくします」
「あなた誰?」
「何を言っているのですローラ?私はグランオーシャンの女王です」
「嘘ね。女王様はくるるんのことすごくかわいがってた。どうでもいいなんて絶対に言わない。シャボンフラワーのみを汚い呼ばわりしない。トロピカルパクトを渡せなんて変よ。薄情なさいあなた一体誰?」
くるるんがチョンギーレに追いかけられて女王の周りをクルクルしていると目を回し、ヌメリーが出てきた。女王もこの街の住人も蜃気楼の幻。あとまわしの魔女から授かった魔法で作られていた。あの豪華な料理はチョンギーレが作ったことになる。
「何をするのですくるるん」
「…」
「どうしたのです皆さん?」
「もうバレてるぜヌメリー…」
くるるんはみんなを女王と妖精が囚われていた場所へ案内される。妖精の記憶を吸い出してグランオーシャンの街の幻を作りだした。記憶を吸い出す装置は元々グランオーシャンの物であるが、ローラは知らなかった。プリキュアに変身すると城の中では戦いにくいと、外でタコに超ゼッタイヤラネーダの玉を使う。
生物でもヤラネーダにすることができた。生き物の場合は強力になりすぎて制御が難しくなるため、やらないようにと注意されていたのだが、チョンギーレとヌメリーとエルダは3人で協力する。プリキュアは海中でも地上と同じような動きをするが少し動きが鈍そうである。
「私に任せてプリキュアオーシャンバブルシャワー!…」
ラメールの必殺技を命中させ決まったかと思われたが、ヤラネーダは回転して攻撃を無効化する。サマーがラメールを庇い回避に成功する。エクセレントロピカルスタイルに変身して合体技を発動させるのだが、同様に回転して無効化されてしまった。
「こうなったら一気に決めるわよ」
「そんなプリキュアランドビートダイナミックが効かないなんて」
「これであとまわしの魔女様を喜ばせることができそうね」
「チョロチョロ復活してたグランオーシャもまた踏みつぶしてやったしな」
「女王も海の妖精の幻を人質にしたらあっさり捕まえられたしね」
「お人好しというかまぬけというか、歯ごたえがなくて拍子抜けよ」
「私はみんなを守ってグランオーシャンの女王になるのよ」
「あれは?海のリング?」
「私達の心に答えてくれたのよ…あの指輪があればきっと」
ヤラネーダに捕まり大ピンチ。ヌメリー達に散々言われるがプリキュアは諦めなかった。その時に強い想いに海のリングが反応した。新しい力を手に入れようとした瞬間、バトラーにリングを奪われてしまった。
「ご苦労様です。海と大地のリングはプリキュアの強い力に反応して力を発揮します。ですからグランオーシャンを乗っ取ってあなた達を追い込んでみたわけですが、見事に上手くいきましたね。これであなた達の役目は終わりです」
「あれ!グランオーシャンを外から守っていた魔法の壁が…壊れる」
リングを手に入れるためには、プリキュアの強い想いを発動させて発見させる。そのためにグランオーシャンに攻め込み占領したのち、プリキュアを追い込み挑発させる。全てバトラーの作戦通りに事が進みました。計画的に物事を進めるとはバトラーは賢い。女王からの正体は罠だったのだ。だがドレッサーになぜ連絡することができたのだろうか?
更にラメールは異変に気が付く。戦闘の影響でグランオーシャンを守っていた魔法の壁に亀裂が生じ海水が流れ込む。次の瞬間、壁は崩壊して海水に巻き込まれてしまった。
次回「人魚の記憶!海のリングを取り戻せ」
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