トロピカル~ジュプリキュア40話「紡げ!みのりの新たなる物語」の感想です。トロピカ卒業フェスティバル開催に向けて、参加希望の部活が増えている。トロピカる部では何をするか話し合っていた。ローラは自分が主役ならいいと、演劇の話が出て、まなつはみのり以前に書いたマーメイド物語をやろうと提案する。
「私が主役なら何でもいいわよ」
「人魚が主役というと…人魚姫」
「それなら演劇はどうかな?」
「人魚が主役なのはいいけど、人魚姫はパス!あの話色々納得いかないから」
「みのりん先輩が書いたマーメイド物語にしよう。演劇にしたら絶対面白くなるよ」
「止めて!マーメイド物語は、駄目なところがいっぱいあるから面白くないよ…」
「なら面白くなるように書き直せばいいじゃない。ダメなところを直せばいい…そうでしょ?」
「少し考えさせて…」
みのりの表情が変わり、自分が作った物語は駄目な箇所が目立つと止めるように戻めるのだが、修正するようにアドバイスされた。みのりは断るのかと思ったが、やりたいのか?どうしたいのだろうか?迷っている。
紡げ!みのりの新たなる物語
「みのりん先輩が書きたくないなら、無理強いできないよ」
「みのりは書きたいって思ってるわよ…嫌なら即断るわ。書きたいって気持ちがあるから迷ってるのよ」
「なるほど!」
「キャラクターや設定を考えて文章を何ページも書くなんて、好きじゃなきゃやらないでしょ?私だったら絶対やらないわ、こんなめんどくさいこと。頼まれたって無理!」
さんごはみのりが嫌なら無理に書いてもらう必要なないと考えているが、ローラはみのりの気持ちを理解していた。好きだからこんなにたくさんの文章が書ける。自分にはこんな面倒なことができないと自信満々に答える。みのりは過去に文芸部で言われたことが心の傷になっていた。
みのりは部屋で物語を修正する。直さなければならない所はキャラクターと物語がありがちで、自分自身の経験したことが入っていないこと。だが、自分の経験とはどのように加えればいいのか悩んでいた。まなつは物語の続きが知りたくて、伝説のパパイアを食べるとどうなるのか気になってた。
翌日。全員でみのりの家に押しかけて冒険に出掛けようと誘うのだった。まなつは伝説のパパイアを見つけようと走り出すのだが、パパイアは架空の物で実在はしていない。まなつはそのことを知っているのだが、みのりのアイディアが出るように盛り上げる。
「みんな揃ってどうしたの?」
「冒険に誘いにきたのよ」
「みんなで行こう!いざ伝説のパパイアを探しに!みのりん先輩が見つけたらすっごい力で、楽しく書けると思うんだ。今一番大事なことは伝説のパパイアを見つけること、レッツゴー」
「待って伝説のパパイアは…」
「みのりが考えたもので実際にはないんでしょ?まなつなりに何かしたいって思ったんじゃない?」
「外に出れば何かアイディアが出るかもしれないだろ?」
「お散歩しながら考えませんか?」
果物屋に来ると商品名が伝説のパパイアと幻のパパイアがあった。緑色のパパイアは青パパイアと言って熟す前の物で野菜である。それが熟して黄色に変化し果物になる。へー知らなかった( ゚Д゚)
「エルダさんいつまで遊んでいるのですか?」
「エルダ子供だもん」
「このままでは子供でいられなくなりますよ。永遠に子供でいたいなら、そろそろ本気を出してもらいませんと」
「しょうがないわね…ちょっとだけ本気だしちゃおうかな…」
アトラーはいつまでも遊んでいるエルダに注意して、なんどか出撃させることに成功する。このままでは子供でいられなくなるとは?成長して大人になってしますということなのか?もっと深い意味があるのだろうか?
伝説のパパイア
トロピカる部はパパイア農園にやってきた。解説を聞くと、収穫しやすいように低い木を育てていた。低いと風が吹いても倒れにくいというメリットがある。果たして伝説のパパイアを見つけることができるのだろうか?
「みのりん先輩伝説のパパイアってどんなパパイア?」
「見た目は普通」
「じゃ?味が違うの?」
「どっちがっていうか私パパイア食べたことないから」
「え?食べたことないの?パパイアの話書いたのに?」
「詳しいからいっぱい食べたのかと…」
「っていうか…まず食べない?」
まさかみのりはパパイアを食べたことがないと爆弾発言。パパイアのことをたくさん知っているのに食べたことがないって、みんなにツッコまれ恥ずかしくなり走り出す。そして思いっきり転倒してしまう。自分の欠点を自覚して反省する。
「だから私は駄目なんだ。本を読んでそれで分かった気になって、頭でっかちで穴があったら入りたい…」
「穴…ない…掘ろうか?」
「別に恥ずかしがることないわよ。私も食べたことないし。パパイア農園って日当たりが最高ね…どうして?」
「南国フルーツだから日当たりが大事。太陽の光をいっぱい浴びて育つの」
「ケガしてなくてよかったです」
「眼鏡も無事だぞ」
「…ありがとう」
無言で動こうとしないみのりを復活させようと、ローラは農園の日当たりについて質問すると、みのりの解説が始まる。ローラはみのりが反応すると思ってワザと聞いたのだ。さんごはみのりの顔に付いた土をハンカチで拭って、さすかは落ちた眼鏡を拾いかけてあげた。
「初めて見たけど、パパイアって一つの木にいっぱい身がなるんだな」
「幹の周りに輪になってできる。仲良く身を寄せ合ってるみたいに、だから花言葉は同胞、友達って意味」
ハトプリではないが花言葉が出てきました。農園の人に呼ばれてパパイアをごちそうになることができました。みのりは初めてパパイアを食べる。
「まったりとして思ったより癖がない、甘さ控えめで優しい味がする、私はすごく好き」
「パパイアがパパイア好きじゃないって言ったらどうしようかと思った」
「それはそれで面白いわね」
「どうしてこんなにおいしいのか?太陽の光をいっぱい浴びたから?栄養満点だから?農園の人が愛情込めて育てたから?それだけじゃない気がする…みんなが私のためにいろいろ考えてくれて、そんなみんなと一緒に食べたから、伝説のパパイアがあるとしたら、こんな味なのかも」
みのりはどうしてこんなにパパイアが美味しいのか考えていた。太陽の光を浴びて農園の人が大切に育てた以外に、みんなが一緒になって手伝ってくれて食べているからだと答えが導き出された。そこにエルダが登場し超ゼッタイヤラネーダを召喚する。農園の人達のやる気パワーを奪われてしまう。
プリキュアに変身して迎え撃つのだが、ヤラネーダの動きが早くて攻撃を命中させることができない。連続パンチで反撃を受けて防戦一方。
「パパイアは太陽の光を浴びて育つ、私はみんなと出会ってプリキュアになって、太陽みたいにキラキラした冒険をしてきた。ドキドキワクワクする物語に負けない、トロピカってる物語をみんなと一緒にしてきた。」
「は?何言ってるの意味わかんない?」
「私はキュアパパイアだってこと」
「周りから一斉に同時攻撃すれば、ヤラネーダは上に逃げる」
パパイアはみんなに指示を出す。ヤラネーダの全方位から同時に攻撃を仕掛けて、上に回避したヤラネーダをビームで怯ませ必殺技でダメージを与える。落下してバランスを崩した瞬間に、ラメールはアクアポットを使いやる気パワーを奪い返す。エクセレントロピカルスタイルに変身してマリンビートダイナミックで浄化に成功する。
「伝説のパパイア見つからなかったよ」
「見つかったよ。みんなと出会って感じたたくさんのトロピカってる気持ち…それだ伝説のパパイア。マーメイド物語じゃなくて私達の物語。それを書くことが私にとって今一番大事なことだから」
まなつは本当に伝説のパパイアを探していたようだ。それはみんなと出会って一緒に過ごしたこの時間こそが、伝説のパパイアであると、みのりは伝説のパパイアを見つけることができました。
次回「会議だよ!トロピカる部集合!」
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